2024年 5月 3日 (金)

自己PR動画の提出求められる「Web選考」、どう乗り切ればよいか?

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   人生のターニングポイントになるかもしれない就職活動。コロナ禍ですっかり定着したのが、Web選考だ。これをいかに突破するか、悩んでいる人もいるだろう。本書「Web選考は『準備』が9割!」(自由国民社)を読むと、リアルな面接が行われていたコロナ前とは様変わりした就職戦線の様子が浮かび上がってくる。

「Web選考は『準備』が9割!」(田中亜矢子著)自由国民社

   著者の田中亜矢子さんは、社会保険労務士事務所サン&ムーン代表。1981年生まれ。愛知教育大学卒。岡崎信用金庫に入り、営業店の後、人事部へ。採用活動では延べ5000人の学生と接した。

   2017年、人事の研修講師として独立。延べ10000人の受講生に教えてきた。18年には社会保険労務士としても独立。キャリアコンサルタントとして学生のキャリア・就活相談にもあたっている。

自己PR動画は最初の15秒が勝負!

   Web選考を考える前に、まずは人事担当者側の視点について書いている。人事担当者は応募者が多いため、まずエントリーシートを見て、人数を絞り込む。その際のNGポイントは

・丁寧に書いておらず、漢字の間違いが多い
・鉛筆の下書きを消していない
・空白が多い

などだ。一見して、「雑さ」や「気のなさ」を感じると、そのエントリーシートは読む気にもならないという。採用活動では、「一緒に働きたいと感じるかどうか、現場でうまくなじめるかどうか」を推測して選考を進める。

   最近、自己PR動画が重要視されているのは、エントリーシートよりも、「人材の見極め」がしやすいからだ。文字や写真だけでは把握できない人柄や雰囲気が、動画では伝わりやすいという。

   とはいえ、動画の視聴はエントリーシートを読むより、はるかに時間がかかる。1人1分としても、数千人が応募していれば、何百時間にもなる。だから、パッと見た瞬間に「これはダメだ」と思えば、そこで終わりだ。最初の15秒が勝負だ、と田中さんは強調している。

   次に、内容以前にNGが出されてしまうのは、以下の5点。どれも社会人としての常識があればクリアーできることだ。

・清潔感のない服装や髪型、メイクをしている
・動画の背景に散らかった部屋が写っている
・周囲の雑音が入っていて、声がよく聞こえない
・映像が暗くて、表情がよく見えない
・視線が定まっておらず、明らかに原稿を読んでいる
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