2024年 4月 20日 (土)

会社でYouTube担当になったら...どうしたらいい?

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   YouTuberが子どもたちの憧れの職業になった時代。しかし、あなたが会社のYouTube担当者になったら、どこから手を着けたらいいのかわからず、大変なプレッシャーを感じるだろう。しかも、代理店に依頼する予算はないとしたら......。

   そんな悩みを抱えている人にぴったりの本が「YouTube企業動画担当者になったらこれだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本」(技術評論社)である。

「YouTube企業動画担当者になったらこれだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本」(押切孝雄)技術評論社

   著者の押切孝雄さんはデジタルマーケティング・コンサルタント、戸板女子短期大学専任講師。大手ディベロッパーを経て英国の大学院で修士号を取得。株式会社カティサークを設立。15年以上Webサイト制作運営、デジタルマーケティング事業を行っている。著書に「YouTubeビジネス革命」「グーグル・マーケティング」などがある。

   会社で「YouTube担当」になれ、と言われたら、どこから手をつけたらいいのか――。押切さんは、いきなり動画を作り始めるのではなく、企業としてのマーケティングを成功させるために、会社全体の目的や役割を理解し、動画の有用性を把握した上で最適なチームを組み、YouTube動画チャンネルを運営することを勧めている。

   そもそも企業がYouTubeを運営する目的は、2つだという。1つは売れ続ける仕組みを作ること。もう1つはエンゲージメントを高めることだ。

企業のホームページと同様の力を持つYouTube

   閲覧率においてYouTubeは、もはや企業のホームページと同様の力を持っている。ホームページだけ運営していればいい、という時代ではないのだ。エンゲージメントとは、企業と顧客との関係性のことだ。顧客との関係性が高まれば、会社の商品やサービスに親しむ顧客が増えて、結果的にモノが売れていく。

   YouTubeが大事なことはわかったが、いきなり動画を作ってはいけないという。YouTube単体で考えないで、常に全体を意識したうえでYouTubeを捉えることがポイントだ。YouTubeは売れ続ける仕組みを作るためのチャンネルの1つなのだ。

   そのためのフレームワークとして、「AISARE(アイサレ)」を取り上げている。押切さんが考案したものだ。

A アテンション(注目・認知)
I インタレスト(興味・関心)
S サーチ(検索)
A アクション(購入)
R リピート(繰り返し購入)
E エヴァンジェリスト(他人に広める)

   YouTube担当者は、必ずしも動画に出演する必要はない。デジタルマーケティングの目的は、利益ではなく、エヴァンジェリストの創造である、と強調している。プロデューサーであることを忘れてはいけない。

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