2024年 5月 3日 (金)

「夏は終わった。オフィスに戻れ!」...相次ぐ「出社命令」どう対応? 海外ではひそかに「在宅勤務延長メールの書き方」が人気(井津川倫子)

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「出社せよ!」という上司を説得するメールの書き方とは?

   「オフィスに出社せよ!」のプレッシャーが強まるなか、これまでどおり在宅勤務を続けたいビジネスパーソンはどうすればよいのか。

   ニーズがあるところに、ソリューションが生まれるのが世の常です。さっそく、「出社を要請する上司を説得するメールの書き方」といったアドバイスがネット上に出現し、人気を博しています。

「Here are a few tips for writing an email requesting work from home」(在宅勤務を要請するメールを書くコツ)

   どんな内容なのか興味がわきますが、まずは「病気の家族がいる」など、「上司が状況を理解できるように、在宅勤務が必要な理由を詳細に記載せよ」とアドバイスしています。

   また、「週3日在宅希望」のように「在宅勤務を希望する日数」や、「あと1か月はこのまま在宅勤務を続けたい」など、希望を具体的に数値で伝えることが大事、だとしています。

   くわえて、「在宅勤務中は上司に毎日報告します」「ミーティングに出席できない場合は電話で対応します」といったフォロー策を提案する。「在宅勤務の方が業務に集中でき、書類作成がはかどった」など、実績をアピールするのも効果的とのこと。なるほど、「上司攻略」のポイントがつかめた気がします。

   「出社」をめぐる「新たな戦い」がこの先どう転じるのか。とくに、「上司を説得するメール」については、ぜひ、実例とその効果といった「続報」を期待したいところです。

   それでは「今週のニュースな英語」は、「the tide turns」(潮目が変わる)を使った表現を紹介します。世の中のトレンドが大きく変化することを表し、ビジネスの場面でもよく使われます。

Turn the tide !
(潮目を変えろ!=状況を変えよう)

The tide turns toward renewable energy
(潮目は、再生可能エネルギーに向けて変わっている)

Is the tide turning on the streaming market?
(ストリーミングサービス市場の潮目が変わってきた?)

   ちなみに、マネジメント層への調査で「出社要請に応じない社員にどう対応するか」と尋ねたところ、40%が「nothing」(何もしない)と回答したとのこと。もしかしたら、「新しい戦い」を制するのは「強気な従業員」かもしれません。

(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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