きょうは50代のTさんがいらっしゃっています。
「コロナ禍になって、ずっと在宅勤務が続いています。コロナ禍当初は、移動が減った分がなぜか、仕事の時間に置き換えられてしまったため、忙しくなったなと感じていましたが......。それからずっと、『忙しさ』が当たり前になってしまって、疲労感でいっぱいです。慢性化しているので、このままこの過ごし方が続くのは辛いなと思っているところです。時間は大事だと言いますが、『どのように大事にするのか』時間が取れないため、考えられません」
時間に対する考え方を変える
Tさんのように在宅勤務の中、多忙な毎日で疲れ切っている方もいれば、在宅勤務になって「コロナ前よりも時間に有効に使えている」「自由な時間も増えた」と幸せそう方もいます。この2つのパターンの違いは何でしょうか。
大きな違いは「時間の使い方」にあります。時間に対する考え方自体を変えていかなければなりません。「こんなに忙しいから時間がない、休む時間があったらとっくに休んでいるよ」と言われそうですけどね。そして「時間は大事」と言いますが、うまく時間を使えている人は少ないのではないでしょうか。
在宅勤務ができるようになったことで、「どこでも仕事ができることは、いつでも仕事ができる状態でもある」ので、仕事以外の時間は強制的につくらないといけないんですね。幸せそうな人は「自由な時間は自ら作り出すもの」という考え方で過ごしているのです。
たとえば、お客様との商談の帰り道に、「冷房の効いた喫茶店でホッとする時間」のようなひとときを仕事の合間にうまくつくれている人は、ストレス少なく過ごせているのかもしれませんね。