2024年 2月 29日 (木)

ヘンリー王子が「ビビっている」?! ベストセラー確実?の「生々しい」暴露本に、米メディア「見苦しい」(井津川倫子)

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   エリザベス女王の崩御を受けて発売が延期されていたヘンリー王子の「tell-all memoir」(暴露本)が、2023年1月10日に発売されることが発表されました。出版社のペンギン・ランダムハウスが「生々しい内容」だとお墨付きを与えたこともあり、発売前から論争が巻き起こっています。

   とりわけ話題になっているのが、「SPARE(スペア)」というタイトル。

   ウイリアム皇太子の「スペア的立場」だったことへのあてつけか、との憶測が広がっています。16か国語に翻訳されての世界同時発売。世界的ベストセラー作家の座を目前にしたヘンリー王子ですが、世の中そんなに甘くはないようです。

  • ヘンリー王子「暴露本」が話題に…なりそう(写真はイメージ)
    ヘンリー王子「暴露本」が話題に…なりそう(写真はイメージ)
  • ヘンリー王子「暴露本」が話題に…なりそう(写真はイメージ)

「理想の仲良し兄弟」のはずが、ずっと「スペア」が不満だった?

   報道によると、ヘンリー王子はペンギン・ランダムハウスと4冊の本を出版する契約を交わしていて、契約金は数十億円にのぼるとされています。第1冊目となる自叙伝は、当初2022年末の発売が予定されていましたが、エリザベス女王の崩御を受けて、ヘンリー王子が「大幅な修正」を希望したことから、「発売が遅れている」と話題になっていました。

   一時は「お蔵入り」のウワサも流れましたが、巨額の契約金を支払っている出版社が、そう簡単に「打ち出の小槌」を手放すわけはありません。さんざん引っ張って話題を集めたところで、衝撃的なタイトルと共に発売が発表されました。

Prince Harry's memoir is due in January. How explosive will it be?
explosive:議論が紛糾する、論争を巻き起こす
(ヘンリー王子の自叙伝が1月に発売される。どれだけ論争を巻き起こすだろうか?:米ニューヨークタイムズ紙)

   米高級紙ニューヨークタイムズは「explosive」(論争を巻き起こすだろう)と予測していますが、発売を前にすでに論争を通り越して「嵐」が吹き荒れています。とりわけ英国メディアの興奮ぶりが目立ちますが、「英王室への挑戦状だ」とセンセーショナルに受け止められているのが「SPARE(スペア)」というタイトルです。

   出所になっているのは、「The heir and the spare」(継承者と予備の人)という、昔から使われているフレーズ。王室や貴族階級では通常、長男が「The heir」として称号を継承しますが、万が一に備えて「the spare」(予備の人)の次男を産んでおく、とされてきたことをどうやら表しているそうです。

   家系を維持することが命綱である特権階級ならではの「考え方」ですが、「SPARE(スペア)」というタイトルから、ヘンリー王子が「兄のスペア」としての人生に不満を持っていたこと、王室への批判が赤裸々に語られていることが推測されるため、英王室メンバーは戦々恐々としている(英メディア)と報じられています。

   たしかに、次男であるヘンリー王子がずっと兄の「スペア」であったことは間違いありません。それでも多くの人が違和感を抱いてしまうのは、自由奔放な性格のヘンリー王子は、小さいころから「スペア」の立場を謳歌しているように見えたことではないでしょうか。

   二人はずっと仲良し兄弟で知られていました。やんちゃな弟の面倒を見るしっかり者のウイリアム王子と、「頼れる兄貴」を慕うヘンリー王子のほほえましいツーショットに、理想の兄弟像を投影していた人も多かったはずです。

   むしろ、故ダイアナ妃のいたましい事故死のあと、王室バッシングが高まるなかで、「The heir」(王位継承者)の重荷を背負って、必死で「理想の王子像」を具現化していたウイリアム王子の方に、同情が集まっていたくらいです。

   出版社はヘンリー王子の暴露本を「raw」(生々しい内容)だと「確約」しているとか。兄が大好きで、いつもべったりとそばを離れなかったヘンリー王子。生々しい出版ビジネスの餌食にならないことを願います。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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