2024年 4月 19日 (金)

「今すぐお電話を!」テレビショッピング通販にご注意?! 「お試し」のつもりが「定期購入」、別の商品まで買わされる被害急増

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   こんなテレビショッピングのフレーズに引かれて、おトクに「お試し」のつもりで電話注文したら、「定期購入」の商品が届くという被害が急増している。

   国民生活センターが2022年11月30日、「テレビショッピングなどをみて電話で注文したら、意図せず『定期購入』に!?」という警鐘を鳴らす報告書を発表した。

   特に、高齢者の被害が多いという。いったい、どんな手口なのか?

  • 高齢者が電話注文する時はくれぐれも注意を(写真はイメージ)
    高齢者が電話注文する時はくれぐれも注意を(写真はイメージ)
  • 高齢者が電話注文する時はくれぐれも注意を(写真はイメージ)

「お試し」のつもりの漢方薬を定期購入にされ、効き目も感じない

   国民生活センターによると、テレビショッピングやラジオショッピング、新聞広告などによる通販をめぐる被害相談がハイペースで増えているという。2017年度には全国で1万9264件だったのが、4年後の2021年度には5万8478件と約3倍に。2022年度は10月段階で3万8328件と、昨年を上回るペースだ。

   こんな被害が代表的なケースだ。

【事例1】漢方薬を「お試し」で電話注文すると、「3か月飲まないと効果ない」と言われ、「定期購入」にされていた

   3か月ほど前、テレビショッピングで「漢方薬」の広告を見て、販売業者に注文のため電話すると、「3か月は飲まないと効果があらわれない」との説明があったため、お試しのつもりで3箱を約1万4000円で注文した。その後、3箱届き、コンビニ後払いで代金を支払った。しかし、2日前、販売業者から同じ商品3箱分が再び届き、初めて定期購入であることが分かった。

   明細書には2回目の代金は約1万7000円と記載されていた。すぐに販売業者に問い合わせると、「変更やキャンセルについては、次回お届け予定日の10日前までに解約の電話を入れないと応じられない」と言われた。2箱飲んだところであまり効果が感じられず、胃に違和感もあったため、最後の1箱は飲むのを止めていたのに、追加で3箱届いてもこれ以上は飲めないし、効き目も感じられない商品に高額な代金を支払いたくない。

   3回目は昨日キャンセルしたが、電話で注文した際に、「定期購入」であることは聞いてなかったので納得できない。(2022年7月・70歳代男性)

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