2024年 5月 5日 (日)

熊本県、半導体の「新工場」続々...ソニーが検討、魅力は「豊富な水」「安価な土地」「優秀な人材」

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半導体に特化「長年の努力が報われてきた」

   半導体は、自動車向けや産業機器、家電製品の製造など、あらゆる製品に搭載されるため、世界的な不足は生活のさまざまな場面に影響を及ぼす。

   また、最先端の半導体とその生産量は台湾のTSMCがリードしており、万が一、台湾有事が起これば、調達が難しくなる可能性がある。さらに、経済安全保障への関心の高まりから、中国への技術流出が問題視されるようになった。

   こうしたことから、国内の製造拠点の確保は喫緊の課題となっていた。なかでも、注目されるのが熊本県だ。ソニーやTSMCにみられるように、熊本県内は半導体の一大生産拠点になりつつある。 ちなみに、ソニーが検討している新工場の建設予定地の熊本県合志市は、国内半導体大手の東京エレクトロンの完全子会社で、半導体製造装置やFPD製造装置などの開発や設計、製造を手掛ける東京エレクトロン九州が、すでに進出。熊本県内の半導体に関連企業・工場は数百社にものぼる。

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