2024年 2月 22日 (木)

中小企業のリスク意識、50%が「備えが不足していた」...サイバーリスクへの関心に高まり

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   異常気象による自然災害やサイバー攻撃、長引く新型コロナウイルス感染症の影響など、企業はさまざまなリスクにさらされている。こうした多様化、複雑化するリスクへの備えを、中小企業の経営者はどのように考えているのだろうか――。

   日本損害保険協会の「中小企業におけるリスク意識・対策実態(2022年度)」調査によると、中小企業の約9割が何らかのリスクを認識している一方で、被害に遭った企業の約半数が「備えが不足していた」と答えていた。

   また、「サイバーリスク」への関心が高まっていることがわかった。

  • 中小企業のリスク意識とは?(写真はイメージ)
    中小企業のリスク意識とは?(写真はイメージ)
  • 中小企業のリスク意識とは?(写真はイメージ)

考えられるリスク「自然災害」「取引先の廃業」「感染症」

   近年、リスクは多様化、複雑化しており、いつどのように発生するかわからない。調査によると、「近年、リスクが増えていると思う」と答えた中小企業の経営者や従業員(1030人)の64.2%が、そう答えた。

   その中で、「事業活動を行っていくうえで考えられるリスク」として、全体の約9割にあたる86.6%が「何らかのリスクを認識」しており、そのうちの79.1%が「深刻に受けとめている」と答えた。

   なかでも、多かったのが「自然災害」(51.8%)や「顧客・取引先の廃業等による売り上げの減少」(41.8%)、「感染症」(38.4%)へのリスクだった。

   また、「何らかのリスクを認識している」と答えた893人に、「リスクに対して何かしら対策・対処しているか」を聞くと、54.3%が「損害保険への加入」と回答。前年調査から8.5 ポイント増えた。「貯蓄」は22.1%、「補助金等の活用」が20.5%だった。

   勤め先の企業で「何らかのリスクにより被害を受けたことがあるか」との問いには、27.8%が「ある」と回答している。

   実際に被害に遭った企業からは、53.0%が「被害がこんなにも大きくなるとは思っていなかった」と答えた。次いで、「リスクに対する備えが不足していたと思う」との声が49.1%と多く、リスクへの十分な備えができていない企業が多いことがわかった。

   「うちの会社ではまさか起こらないと思っていた」(41.4%)や「社内体制を整えられていなかった」(38.6%)、「風評被害など、二次的な被害まで想定していなかった」(36.6%)といった、「油断」や「想定の甘さ」があったという声もあった。【図1参照】

   これらの対策として、実際に被害に遭ったことがある企業のおよそ半数(47.7%)が「損害保険への加入」を考えているという。【図2参照】

図1:53.0%が「被害がこんなにも大きくなるとは思わなかった」と答えた(日本損害保険協会が作成)
図1:53.0%が「被害がこんなにも大きくなるとは思わなかった」と答えた(日本損害保険協会が作成)
図2:「どのような対策をしておくべきだったと感じたか」との問いに、47.7%が「損害保険の加入」と答えた(日本損害保険協会が作成)
図2:「どのような対策をしておくべきだったと感じたか」との問いに、47.7%が「損害保険の加入」と答えた(日本損害保険協会が作成)
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