2024年 5月 1日 (水)

フードロス問題も一緒に解決?! 食品廃棄物から「再エネ」をつくれる!【東北バイオフードリサイクル】

提供:環境省

   太陽光、風力、地熱、中小水力、バイオマス...。環境負荷の少ない再生可能エネルギー(再エネ)の活用・導入がいま、企業や自治体でどんどん広がっていることをご存じですか? 「再エネ活用、はじめませんか?」では、最先端の再エネ事情、取り組みを紹介しています。

   今回は、食品廃棄物から再生可能エネルギーを創出している、東北バイオフードリサイクルの取り組みを紹介します。

微生物の働きから生成したバイオガスを燃料として、再エネを発電

   近年、フードロスを始めとする食品廃棄物の発生量が問題となっており、農林水産省の統計によると、食品産業全体での食品廃棄物等の年間発生量は、1600万トン超となっています。

   こうした食品廃棄物を有効活用できないか――。

   東北バイオフードリサイクル(宮城県仙台市)は、仙台市を中心とする宮城県および、近県の事業者が排出する食品廃棄物を受け入れ、微生物の働きによって生成したバイオガスを燃料として再生可能エネルギーを発電し、固定価格買い取り制度(FIT)を活用して売電しています。

   年間の発電量は約6500MWh(メガワット時)。これは、一般家庭の約1500世帯が1年間で使用する電力量に匹敵します。そして、この発電によって年間約3000トンのCO2が削減されることになります。

食品廃棄物から再生可能エネルギーを創出するまでのフロー
食品廃棄物から再生可能エネルギーを創出するまでのフロー
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