2024年 5月 3日 (金)

いくら教えても反応なし?! リアクションが薄い新入社員をどう育てる?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE27(前編)】(前川孝雄)

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新人のコミュニケーション力は長年のテーマ

   経団連の経年調査で、企業が新卒採用者で重視する能力の長年の1位は「コミュニケーション能力」。同項目調査の直近データは2018年とややさかのぼりますが、16年間連続1位ですから根強い傾向です。

   ちなみに内訳は、1位のコミュニケーション能力が82.4%。以下、2位:主体性64.3%、3位:チャレンジ精神48.9%、4位:協調性47.0%、5位:誠実性43.4%の順でした。【2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果】

   職場で上司・先輩と円滑に仕事を進めるうえで、また顧客や取引先とのやり取りでも、コミュニケーションが重要なのは言うまでもありません。

   しかし、コミュニケーション力には個人差もあり、特に仕事に不慣れな新入社員には苦手な場合が多いもの。職場でのコミュニケーション不全による最初のつまずきは、その後の人間関係の悩みや職場定着への悪影響などにつながる心配があります。

   スマホの普及とSNSの浸透、またコロナ禍の影響もあり、リアルの対話機会が減少。若者のコミュニケーション力低下が懸念されています。

   そこで、新入社員のコミュニケーション力をいかに育てるか、具体的に解説します。本編では、コミュニケーション力のなかでも特に「聞く力」に焦点を当て、その伸ばし方を押さえておきましょう。

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