2024年 5月 2日 (木)

米メディアも「ヌートバー選手は世界の宝」と絶賛! 華麗なる「辣腕実業家」の家系にも注目(井津川倫子)

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ヌートバー・グループのCEOって誰? 米メディアの関心は「辣腕実業家」の家系に

   ヌートバー選手といえば、お母さんの久美子さんとの仲良しぶりが有名です。先日、母の日に行われたスペシャルイベントでも、久美子さんとオンラインで対面して、感極まって涙ぐむヌートバー選手が話題になっていました。

   そんななか、米メディアが「ほとんど知られていない」という父親・チャーリーさんについて報じている記事を発見! 成功したビジネスマンのチャーリーさんは、「息子のフィーバーぶりにも関わらず、おどろくほどひっそりと過ごしている」と、伝えています。

Who is Lars Nootbaar's father Charlie Nootbaar?
(ヌートバー選手の父・チャーリー・ヌートバーはどんな人?:米メディア)

   チャーリーさんは、オランダ系、イングランド系、ドイツ系のアメリカ人で、なんと、南カリフォルニアを拠点に活躍している「highly accomplished businessman」(非常に成功したビジネスマン)だそうです!

   ところがこの記事、よく読んでみたら怪しげな情報が混じっているではありませんか! チャーリーさんのことを「不動産開発・投資会社ヌートバー・グループのCEO」と紹介していますが、LinkedInの自己紹介によると、「アスリートの育成」をする会社の共同経営者を務めたり、「ゴルフやスポーツ用品の輸出入」「いろんな製品の製造」をしたりする会社「CNIコーポレーション」を経営しているようです。

   会社の規模はわかりませんが、「CNIコーポレーション」は28年以上も続いているらしいことから、ヌートバー選手が社長の息子、つまり「御曹司」として育ったといえなくもなさそうです。

   さらに家系をさかのぼると、ヌートバー選手の曽祖父にあたるハーバートさんは農業ビジネスで成功した実業家で、勲章受賞歴もあるとか。ハーバートさんは慈善活動にも深く関与していて、なかでもヌートバー選手の母校でもある南カリフォルニア大学(USC)に多額の寄付を行い、「Herbert V. Nootbaar Baseball Office」と自身の名前を冠したオフィスがあるというから驚きです。

   過去には、大学生だったヌートバー選手が、「ヌートバー」の名前がついたオフィスでインタビューを受けたこともあったようです。

   そんな華麗なる実業家の家系で育ったヌートバー選手。父親のチャーリーさんは、会社を経営する傍らで子育てにも積極的に関与。ヌートバー選手の最初の野球コーチはチャーリーさんだったようで、米メディアはチャーリーさんがヌートバー選手に与えた影響を、次のように伝えていました。

As Lars continues to make significant strides in the MLB, it is evident that his father has played an instrumental role
(ラースがMLBで大きな進歩を遂げ続ける中、彼の父親が重要な役割を果たしていることは明白だ)
play an instrumental role:重要な役割を果たす

   それでは、「今週のニュースな英語」は、この「play an instrumental role」(重要な役割を果たす)を使った表現を取り上げます。TOEIC頻出表現の一つですから、覚えておきましょう。

Wave energy can play an instrumental role
(波力発電は重要な役割を果たすことができる)

Will Smith played an instrumental role in his new film
(ウイル・スミスは、新しい映画で需要な役を演じた)

The Russell Group plays an instrumental role in AI technology
(ラッセルグループは、AI技術において重要な役割を果たしている)

   米メディアが指摘しているように、メディアがヌートバー選手やお母さんの話題を取り上げるなか、「驚くほどひっそりと目立たないポジション」をキープしているチャーリーさん。ビジネスで成功した父親と「親友」の母親。専門家が絶賛する「人柄」の源泉を垣間見た気がしました。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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