「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」、1分野で初の合意 大はしゃぎの日米に、他国からは「冷めた目」が注がれる理由

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アジア地域での影響力を拡大させる中国 ASEANなどは、表だった刺激は避けたい?

   そもそもトランプ政権時代にTPPから一方的に離脱した米国にとって、IPEFはアジアでの経済的影響力の維持を狙った橋頭堡という位置づけだ。

   一方で、ASEANなどが期待する関税の引き下げを伴う協定については、米国内の反対意見に押されて踏み込むことができずにいる。

   バイデン政権は「関税引き下げ」という「えさ」なしに、高レベルの協定をまとめる無理筋に挑んでいることになる。

   この間、IPEFで封じ込めを狙った中国は着々とアジア地域での影響力を拡大させている。

   ASEAN各国にとって中国はすでに、米国をしのぐ最大の貿易相手国。中国内の巨大市場は各国の重要な輸出先となっており、輸入面でもレアアース(希土類)や工業製品など中国依存が高まっている。

   「IPEFには参加しているものの、表だって中国を刺激することも避けたい。」これがASEAN側の本音だろう。

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