2019年の4月から、「尾藤克之のオススメ読んでためになるビジネス本」の連載を開始しました。私のもとには毎年、300~400冊程度の献本が届き、それらも参考にしながら、オススメ本として記事にしてきました。「世の中に埋もれている優れた本を発掘すること」を目的としているので、ベストセラー本、著名人でなくても紹介しています。掲載基準としては「世に問いたいテーマが明確であること」を重視しています。今回、私が2023年に取り上げた記事の中から、そして、連載開始からこれまで取り上げてきた全記事の中から、それぞれの独自書籍ランキングをつくりました。それではさっそく、カウントアップ(1位→10位)で紹介していきましょう。また、好アクセスのポイントについて、▼ひとこと解説▼として整理しました。<2023年度(1月~10月)ランキング>1位.人のやる気を削ぐ「悪魔の言葉」に気を付けて!『勉強しなさいと言わずに成績が上がる!すごい学習メソッド』(藤野雄太著)永岡書店▼ひとこと解説▼J-CAST会社ウォッチ編集部によると、群を抜いてよく読まれた記事とのことでした。「やる気を削ぐ」と「悪魔の言葉」というパワーワードの掛け合わせが、かなりよかったものと思います。2位.どうして人間関係でイラついてしまうのか?瞬間、脳にアラートが...『女女問題のトリセツ』(黒川伊保子著)SBクリエイティブ▼ひとこと解説▼「人間関係」「イラつく」という、誰もが経験がある(?)言葉がささったのでしょうか。「脳にアラート」という「違和感」を覚える表現も、興味を引いたものと思います。3位.おなじみ「PDCA」はもう古い?流行りのフレームワーク「OODA」とは?『OODA式リーダーシップ 世界が認めた最強ドクトリン』(アーロン・ズー著)秀和システム▼ひとこと解説▼仕事上、多くの人が使った経験のあるフレームワーク「PDCA」が「もう古い?」という見出しで、意外性が刺さったものと思われます。「流行りのフレームワーク」も、気になる要素でした。4位.副業で話題の「せどり」、確実に稼ぐには?『Amazonせどり確実に稼ぐツボ51』(クラスター長谷川著)ソシム▼ひとこと解説▼「確実に稼ぐには?」という表現が刺さったようです。また、メイン画像として使った、書籍の画像では、中田敦彦さんの推薦文もあったので、より興味をひかれたものと思います。5位.生保セールスで成果を上げるために...必要なことはたった2つ『成績のいい人はモテる人』(下澤純子著)ファストブック▼ひとこと解説▼「必要なことはたった2つ」という「絞り込んだ」表現がよかったのかもしれません。見出しのつけ方を試行錯誤していくと、「刺さる表現」がわかるようになるものです。6位.実はクズ男?石川啄木の「憂鬱名言」...読むと元気が湧いてくる!『文豪たちの憂鬱語録』(豊岡昭彦編集、高見澤秀編集)秀和システム▼ひとこと解説▼2022年の記事ですが、ランクイン。「実はクズ男?石川啄木」という意外感のある見出しは、インパクトがありました。TikTokやYouTubeでもかなり紹介された記事です。7位.学習効率を高めるために...頭の中から消し去ってほしい「漢字2文字」『何歳からでも結果が出る 本当の勉強法』(望月俊孝著)すばる舎▼ひとこと解説▼5位とした記事と同様、「たった2つ」などの数字を入れると、読者を引き込みやすい好例。こちらでは、「頭の中から消し去ってほしい」というパワーワードも興味を引いたものと思います。8位.悲劇を生むのに...なぜ人は「マウント」をとってしまうのか?『人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法』(アーサー・C・ブルックス著、木村千里翻訳)SBクリエイティブ▼ひとこと解説▼「なぜ人は「マウント」をとってしまうのか?」という、これも誰しも少しくらい(?)心当たりがあるワードが刺さったように思います。「悲劇を生むのに」も、意外性があったと考えています。9位.「一見さん(いちげんさん)お断り」の本当の理由とは?『京都花街の芸舞妓は知っている掴むひと逃すひと』(竹由喜美子著)すばる舎▼ひとこと解説▼京都花街には知っているようで知らない奥深さがあります。本テーマを突いたところがよかったように思います。「本当の理由」というのも、興味を引いたことでしょう。10位.おっさんに告ぐ!若い女性と付き合いたいなら、「逆転の発想」を身につけよ?!『教養としての大人の心理術』(Waka著)知道出版▼ひとこと解説▼「おっさん」「若い女性」「逆転の発想」と、意外性のある言葉が引きを呼び込みました。J-CAST会社ウォッチの読者層は30~40代が多いようで、気になった読者が多かったのでしょうか。<連載開始(2019年4月)~2023年上半期(2023年10月)ランキング>つついで、【尾藤克之のオススメ】連載4年半の人気記事ランキングを紹介します。1位.人のやる気を削ぐ「悪魔の言葉」に気を付けて!『勉強しなさいと言わずに成績が上がる!すごい学習メソッド』(藤野雄太著)永岡書店▼ひとこと解説▼【尾藤克之のオススメ】連載4年半の人気ナンバー1は、この記事に。2023年度(1月~10月)1位と同じ結果になりました。2位.経費になるもの、ならないものって何?確定申告の基本は整理整頓!『何も知らなくても大丈夫!フリーランスの税金と経費と確定申告』(脇田弥輝著)ソシム▼ひとこと解説▼2022年の【尾藤克之のオススメ】の1位の記事とのことです。確定申告の時期だったことや、「経費になるもの、ならないものって何?」という素朴な疑問も、興味をひかれたものと思います。3位.インフルエンサーのひろゆき氏が解説!幸せになるとはどういうことか『誰も教えてくれない日本の不都合な現実』(ひろゆき著)きずな出版▼ひとこと解説▼ご存じ、「5ちゃんねる」(旧2ちゃんねる)の開設者、ひろゆき氏の一冊。ひろゆき氏の影響力の高さもあって、好アクセスを記録しました。4位.努力も我慢も意志力もいらない...話題の「3勤1休ダイエット」って何?!『3か月で自然に痩せていく仕組み』(野上浩一郎著)ダイヤモンド社▼ひとこと解説▼2022年の【尾藤克之のオススメ】のなかでも、よく読まれていた記事。「努力も我慢も意志力もいらないダイエット」という意外性に、興味をひかれたものと思います。5位.テレワークで明らかになった「雑談」の必要性!「コミュ力」身に着けるテクニックとは『すごい雑談力25万人が自信をつけた話し方・聞き方のルール』(松橋良紀著)秀和システム▼ひとこと解説▼コロナ禍が明けて、出社する人が増え始めていた時期とも重なったため、興味をひかれた人も多かったのでは。「コミュ力」という、多くの人が気にしている点も、刺さったものと思います。6位.パチプロのPDCAはハンパじゃない?すべては努力の賜物だった『金持ち列車、貧乏列車 成功者だけが持つ「切符」を手に入れる方法』(末岡よしのり著)幻冬舎▼ひとこと解説▼「パチプロのPDCA」「努力の賜物」というキャッチーさが刺さりました。パチプロにもPDCAがあり、それを日々まわしていることを解説し、話題になった記事です。7位.必殺「呪い返し」の術!なんとなく、うまくいかない人たちには原因があった『成功する人が磨き上げている超直感力』(八木龍平著)KADOKAWA▼ひとこと解説▼「必殺「呪い返し」の術!」という表現の面白さが、興味をひかれたものと思います。実際に、「呪い返し」の本質に迫ったことで話題になりました。8位.LINEの既読や返信が遅くてイライラ......そんな人との接し方は?『「悩みすぎる」人のトリセツあなたとまわりの不安を一瞬で0にする』(大嶋信頼著)秀和システム▼ひとこと解説▼「LINEの既読や返信が遅くてイライラ」という、誰しも経験があることにフォーカスしました。それだけに、共感する人も多かったのではないでしょうか。9位.一度やると、もうもとに戻れない?...「ひとりディズニー」の楽しみ方『ひとりディズニー50の楽しみ方』(みっこ著)サンクチュアリ出版▼ひとこと解説▼一般的には、何人かで集まって遊びに出かける「ディズニーリゾート」。ところが、「ひとりディズニー」という楽しみ方もある、という意外性が、興味をひかれたものと思います。10位.スマホがあれば誰でも簡単!これからヤフオク、メルカリ始めたい人へのオススメ本『終活も断捨離もメルカリ、ヤフオクで!』(鈴木絢市郎著)WAVE出版▼ひとこと解説▼ヤフオク、メルカリへの興味は高く、その「やり方」を知りたい人は、少なくなかったようです。比較的、手軽な「副業」として、関心が高かったのかもしれません。◆ご愛読ありがとうございました連載「尾藤克之のおススメ本」は今回で最終回となります。読者のみなさま、ありがとうございました。サイト運営のジェイ・キャスト社にも御礼を申し上げます。私自身、2010年に書籍紹介を始めてこれまで手掛けた本は1万冊を数えました。今後、またどこかで書くかもしれませんし、書かないかもしれません。それでは、みなさん、ごきげんよう!(尾藤克之)※ご意見・感想はX(旧Twitter)の「@k_bito」までお願いします。
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