「『ドラえもん』削るべきとの意見も」 弁護団の内幕

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   元少年(27)に死刑が言い渡された山口県光市の母子殺害事件。以前被告の弁護団に加わり、その後解任された今枝仁弁護士が、今朝の『スパモニ』に生出演、今の思いを語った。そのなかで、弁護団のやり方に対する反省の弁?も。

逆に不利ではないかと……

   今回の判決で最も注目されたのは、元少年が1、2審の供述を翻し、「殺人の意思はなかった」と否定した新供述を裁判官がどう判断するか。

   番組でも、赤江キャスターが、まず新供述の信ぴょう性について「どう思うか?」と質問。今枝弁護士は「被告が、死刑を回避するためにウソをついているとは思っていない。最高裁で差し戻され、死刑の可能性が高まったからこそ、本当のことを言って胸のつかえをおろしたかったのだと…」。

   しかし、コメンテーターで弁護士の大澤孝征は「弁護団は、何の担保もなしに、新供述をこれが真実だといって通してきた。これで良かったのかというのがボクの疑問です」と反論した。

   この点になると今枝弁護士も反省しているのか「裁判所は、彼を合理的な人間像で評価している。しかし、彼のパーソナリティーはいろいろな不合理な面を持っており、それが現実のナマの姿。その人物像が伝えきれなかったのは残念だ」と。

   また、元少年は「ドラえもんが何とかしてくれると思った」「『魔界転生』に出てくる精子を女性の中に入れる復活の儀式」などと供述している。

   これらの点の弁護団のやり方にもジャーナリストの鳥越が疑問を。「常識では、(被告にとって)逆に不利ではないかと…。弁護団はなぜ新供述を前面に掲げたのか?」。

   今枝弁護士は「ドラえもんとか魔界転生とかの部分は削るべきだという意見はありました。しかし、押さえつけるより逆に思いのたけを言ってもらった方がいいと」。

   その結果、判決文では、新供述について「不自然、不合理」と判断。ドラえもんや魔界転生についても「遺族を愚弄するもので反省謝罪の態度とはほど遠い」となった。

   結果論だが、弁護団が変わったことにより、被告の弁護団は、思惑とは逆に被告を極刑へと導いてしまった、とは言い過ぎだろうか。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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