「ジャニーズもの」への文春の気合い 「草なぎ逮捕」で発揮されたか
5月15日に「週刊誌」考えるシンポ
朝日が衆院300選挙区の当落予想をやっている。予測している森田実氏は、小沢問題が自民に有利に働くとして、自民優勢。野上忠興氏は、勢いが落ちたとはいえ、やや民主優勢と見ているが、どちらにしても、単独過半数は難しいとしている点では同じだ。
ポストは、問題になっている「世襲」に焦点を当て、300選挙区に184人もいる世襲議員には、不景気に苦しむ民の気持ちはわからないと、鋭く批判している。
解散の時期は、「6月7日又は14日の総選挙」(新潮と毎日)、文春で上杉隆氏は「7・12衆議院 都議選W選挙!」だとしている。
今週の注目誌はポスト。何と「1万円金貨100名様プレゼント」を謳っているではないか。大盤振る舞いと思ってよくみると、「協力 田中貴金属工業」と隅のほうにあり、特集で、「金」で儲けるためのノウハウを8ページも特集している。これってタイアップ広告ではないの? それでも当たれば嬉しいから、応募してみるか。
新潮は、今週から編集長が交代した。だいぶ前から決まっていたから、交代第1号目から、新連載が山盛り。中には、福田和也氏の「闘う時評」を新装開店して「世間の値打ち」としたものもあるが、「朝日新聞阪神支局襲撃犯の告白」で大きな汚点を残した新潮の起死回生なるのか。じっくり見ていきたいと思う。
紅一点編集長の毎日が「バイアグラ10年 女性の証言」という特集をやっている。中味はそこそこだが、女性編集長ならではの企画だ。
【追記】新潮、現代には、「一連の『名誉毀損判決』に対する私たちの見解」という「社団法人 日本雑誌協会」の意見広告が載っている。読んでみてください。
5月15日、18時30分から、四谷・上智大学12号館の102教室で「週刊誌のこれからを考えるシンポジウム」を開催します。無料です。