2024年 4月 18日 (木)

他人の不幸話で笑う そのスタイルやめないか

   <テレビウォッチ>日本テレビの「アンラッキー研究所」。いつもは「エンタの神様」をやってる枠だった。新番組模索のテスト版だろうか。以前にも放送したことはあるようだが。

   KinKi Kids堂本光一が所長で、小林麻央と2人で白衣を着て登場する。アンラッキーを語るグループには、お笑い陣がずらり顔をそろえた。これだけ集めることができるのは、スタッフが普段からお笑いを担当しているからだろうか。柳原可奈子やしずる、インパルス、久本雅美、アンタッチャブル、はるな愛らだ。ボクシングの内藤大助もいた。話を審査するのは、関根勤やゴリ、柴田理恵らだった。

   さすがに話はうまかった。とはいえ、ネタ風の話が多かった。どこかで同じ話を聞いた、という人も多かったかも。例えば、久本雅美の若い頃の話はこんな感じだった。大好きで追っかけしていたバンドの男性が初めて久本の芝居を見に来た。ところが、そのときの久本の格好は、またぐらにお面をつけダボシャツを着て…といったもので、以来会わなくなったとかなんとか。

   最高アンラッキーには、気功師の取材へ行ったFUJIWRA原西のエピソードが選ばれた。気功師が原西を吹き飛ばそうと気合いを入れても、原西はびくともしなかった。すると気功師は、カメラでは分からないように原西を直接突き飛ばしたのだという。

   司会が堂本、というのもしっくり来なかった。もっと司会が面白く、話者たちと絡めば違ったものになっただろう。とはいえ、それを堂本に求めるのは酷だ。

   タイトルが気になったので見てみた。全然面白くない、ということではないが、新鮮味はなかった。不幸ネタを笑いものにする、というのはまま見かけるがそろそろやめてほしい。

      不幸ネタ テレビ局には 密の味

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