2024年 5月 2日 (木)

3年で客2倍のホテル 「1泊2食8800円」のお得な中身

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   <テレビウォッチ>今2009年は秋が足早にやってきた。秋晴れの日が多く、絶好の行楽シーズンが続いている。問題は、未曽有の不況のさなか、財布の中身だ。

   そうした中で利用者のニーズを捉えた新しいビジネスモデルの開拓が始まっている。番組は、旅館・ホテルが進めている新ビジネスモデルの最前線を追った。

「行楽楽しみたい」90%超

   今年のレジャー白書によると、昨2008年の旅館・ホテルの売り上げは前年に比べ5.6%減の2兆7990億円と落ち込んだ。ピークだった1991年に比べて4割近い減少になっている。とくに昨年は、米国・金融危機の影響で一段と不況が深刻化し、旅館・ホテルの倒産続出にまでおよんだ。

   その一方で、行楽の機会をもっと増やしたいと考える人が55.9%に達し、従来通り楽しみたいという人を含めると90%を超える。レジャーを楽しみたいが宿泊代が高すぎる、そんな現状が浮き彫りになった白書だった。

   そのギャップをなんとか埋めようというのが新ビジネスモデルに挑戦中の旅館・ホテルだ……

   1泊2食8800円の伊豆のホテル。以前ここにあったホテルは1万7500円で約半額の値段だ。

   しかも、ただ安いだけでない。現在、カニ食べ放題、ビール・ワイン飲み放題、ミニゴルフ場、卓球状は無料という。秘けつは、経営が行き詰ったホテルを買収したことで初期投資の必要がなかったこと。

   さらに経費の3割を占める人件費を削減し、仲居のサービスを止めた。食膳費を軽減するために食事もバイキング形式にした。

   不透明な会計と不興だった土日曜日の割増料金制を止め、365日統一料金を実現した。その結果、この3年で2倍に客を増やしたという。

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