2024年 5月 6日 (月)

「神戸の経験」こう生かせ ひと味違う災害支援とは

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祭り再開で笑顔

   吉椿に、もうひとつアイデアが浮かぶ。地震以来途切れていた村の祭りを、集会所の建設予定地で再開しようというのだ。準備に精を出す村人の期待も空しく、祭りの当日は朝から雨。しかし、人々はシートを持ち寄って懸命にテントをつくる。その中で民族衣装の女性たちが着飾って嬉しそうに踊りまくる。見守る人たちの笑顔も晴れやかだ。「日本のボランティアがこの村に未来の明るさを運んでくれた」と、年配の女性は涙をふく。視聴者だけでなく、吉椿にとっても、感動が刻まれたときだったのではないだろうか。

   国谷裕子キャスターによると、大地震が起きて被害が心配されるハイチへ向けても日本のNGOが動き始めたという。カリブ海の島国でも、神戸発災害ボランティアの活躍が現地の人を勇気づけることだろう。

アレマ

NHKクローズアップ現代(2010年1月14日放送)

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