アフリカを外国から取り戻せ!欧米帰り「チーター世代」の挑戦
2010.05.11 16:54
0
国家予算の60%が外国からの援助
モザンビークで無料新聞を発行するエリック・チャラスさん(35)もチーターだ。国家予算の60%が外国からの援助。15人に1人がエイズに罹っている。援助に頼らず、病気を防ぐには、と考え出したのが新聞だった。貧困層むけの携帯電話メーカー(外資系)に広告を出してもらい、発行部数はいま5万部で国内最大だ。政治・経済のほかに、病気とエイズ予防の話が載る。
「真実を知れば、病気と闘うことができる」
新聞の配達に使っている黄色いオート三輪がある。チャラスさんは新聞配達以外の時間には、朝から晩までタクシーとして使わせている。運転手の自立支援策だ。配達員の1人(28)は、「チャラスさんと出会って人生が変わった」という。チャラスさんはいま、郵便事業にも乗り出そうとしている。