アフリカを外国から取り戻せ!欧米帰り「チーター世代」の挑戦
2010.05.11 16:54
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第2の植民地からの脱却
アイッティ教授は、「この世代は、社会的ニーズをビジネスチャンスととらえる。市場がないと農産物は腐ってしまいムダになるが、彼らは市場を作ろうとする。外国に依存せず、組織化して自立を助けようとする。アフリカ人の底力にかけているのだ」という。
かつて、アフリカのエリートたちは、欧米で学んだあと、多くが祖国へ戻ろうとしなかった。祖国が独裁体制だったり、貧しかったり、戦乱の中にあったりしたからだ。
しかし、いま資源の価値があらためて見直され、経済成長に結びつく時代になりつつある。これを第2の植民地にしないために、教育、技術を生む産業をおこす、市場を作るーー時代が「チーター」を必要としているのだ。アフリカもようやくそこへ来たか、と感慨を抱かせるレポートだった。
ヤンヤン
*NHKクローズアップ現代