「嵐」との仰天交友…「週刊文春」実名で語っていた元アイドル哀し

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   今週号では「サンデー毎日」のタイトル「『仙菅』ヤマトが沈没する日」が秀逸だ。「赤い後藤田」とも称される仙谷官房長官へのバッシング報道が花盛りだが、各週刊誌を読み比べると、永田町を巻き込んでいる抗争の図式はこうなるようである。

仙谷・野中・矢野VS小沢一郎

   仙谷・野中広務(元自民党官房長官)・矢野絢也(元公明党委員長)VS、小沢一郎連合。「週刊現代」で松田賢弥記者が仙谷官房長官の取材している最中に、野中氏から取材を控えてくれないかという電話があったことを明かしている。彼の問いに野中氏はこう答えたという。

「仙谷を支えてやらなきゃいかん。小沢はもう終わったというのが俺の実感やが、最後まで葬らなきゃいかんのや。俺が生きている限り、それを見届ける責任がある。そのためにも仙谷は守っていかんとあかん」

   元創価学会の幹部で、今は反池田大作名誉会長の急先鋒である矢野氏の息子が、仙谷官房長官の公設秘書にいることは広く知られているが、その矢野氏が「旭日大綬章」を受章したことが党内外に波紋を広げている。矢野氏に受章させると公明党との関係が難しくなるという反対論が民主党内に根強くあった中で、仙谷・菅主導で決まったと報道されている。

   仙谷、野中、矢野の3人に共通するのは、清濁併せ呑む策士という点だろう。「週刊新潮」は3回連載「赤い官房長官『仙谷由人』の研究」で、脱税容疑で逮捕された金融業者や、小川薫という大物総会屋ら「闇紳士」たちとの親密な関係を暴き、連載途中で提訴してきた仙谷官房長官のやり方を「左翼独特の発想」で、言論を封殺するものだと批判している。

   対する小沢氏は、岡田克也幹事長の再三の面会要請も拒み続け、野党が要求している国会招致には出ない、離党もないと、岡田氏を含めた「仙菅ヤマト」との対決姿勢を鮮明にした。

   この喧嘩の行方はどうなるのか。少し前、仙谷支持の矢野氏に聞いたところ、仙谷の強さをこういっていた。小沢と戦って負けても、失うものは官房長官の椅子だけで、彼に怖いものはない。仙谷はニーチェを愛読するパワフルなニヒリストだから、小沢さんが絶対勝てると安心してたら痛い目に遭うかもしれませんぞ。

   この仙菅が、太平洋戦争で沈没した「戦艦大和」になるのか、「宇宙戦艦ヤマト」になるのか、答えはそろそろ出そうである。

自宅マンション7階から転落死

   次は、ジャニーズ事務所の唯一の天敵となった感のある「週刊文春」が、あるAV女優の死を報じている。その名はAYA(あや)。10月23日(2010年)土曜日の夜8時過ぎに、恵比寿の自宅マンション7階から転落し即死した。享年30歳。

   AYAは大阪出身で、高校生のころ受けたテレビ番組「ASAYAN」のオーディションを経て、96年に結成された小室哲哉プロデュースによるユニット「L☆IS」のメンバーとしてデビューした元アイドルである。「L☆IS」解散後はタレントやレースクイーンとして活動し、昨年AVデビューしたという。華原朋美や浜崎あゆみ、EXILEなどとも親交があり、「ことにブレイク前の『嵐』らジャニーズのタレント多数と深い関係を持っていたことが、一部で知られている」(文春)そうだ。

   彼女を3年以上インタビューしてきた文春の記者が、彼女と関係があった男たちとのツーショット写真を散りばめながら、芸能界を走り抜けていった彼女について書いている。彼女の友人の浜崎や華原がスターへの階段を上っていくのを横目で見ながら、クラブに出入りし、酒と男に溺れていった。ドラッグもやったことがあると語っていたという。

   彼女はジャニーズの熱狂的ファンで、インタビューの中で、ジャニーズタレントとの交際も赤裸々に告白している。長瀬智也とは同じ十代の頃に親密で、関西ジャニーズの渋谷すばるや錦戸亮は可愛い弟分だった。「お酒とかさ、いろいろ悪い遊びも教えちゃったから、罪悪感もあるんだ」(AYA)

「マツジュン、翔、サー、ナリナリ、マー」

   本気で恋愛関係になったのは「嵐」のメンバーだという。

「最初にエッチしたのはマツジュン(松本潤=27)。彼がまだ中二の時だった。元(ジャニーズ)ジュニアの友達に紹介されて、(櫻井)翔(28)君と一緒に私の部屋に来たの。嵐が結成される前で、彼もまだジュニアの一員だった」(AYA)

   リーダーの大野智(29)、愛称サーとも付き合い、二宮和也(27)とはセックスフレンドだった。

「ナリナリ(二宮の愛称)ともジュニアの頃からの知り合い。でも、彼はカラダばっかり。急に電話で品川に呼び出されて、公衆トイレで…ってこともあった。彼は写真を撮られるのが嫌いで、いつもはすごく嫌がるんだけど、なぜかあのときのトイレでは記念に撮らせてくれたんだよね」(AYA)

   マーちゃんこと相葉雅紀(27)とは、母親にも紹介し、彼の実家にも行ったことがあるという。こんな幸せな(?)時期も過ぎ去り、「嵐」は「SMAP」を追い越すほどの人気者になっていく。彼らはジャニーズ事務所から彼女に近づかないように命じられてしまうのだ。そうした仕打ちは、彼女には大変なショックを与えたという。落ち込み、自傷行為も繰り返したようだ。

   一昨年、生活費にも困るようになりAV出演を決意するが、当初300万円だった出演料もだんだん落ちて行き、最後は30万円程度になった。同時に激やせして、ドラッグをやっているのではないかという噂が絶えなかったという。最近は、会話をしていても呂律が回らないこともあったと書いている。

   通夜と告別式が都内の小さな斎場で行われたが、少人数で、生前の彼女と親しかった芸能人から花が届いたが、嵐のメンバーの名前はなかったという。

   11月3日、NHKが大みそかの紅白歌合戦の司会者を発表した。紅組は松下奈緒、白組は「嵐」だった。

   昔、藤圭子という恨歌歌手(宇多田ヒカルの母)が歌った「夢は夜ひらく」が大ヒットしたことがある。その歌詞を入れ替えるとこうなるのかもしれない。

   「昨日マーちゃん 今日サー坊  明日はナリナリかマツジュンか 恋ははかなく過ぎて行き」、彼女の短い人生で夢がひらくことはなかった。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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