2024年 5月 8日 (水)

避難所元気にする「ファイト新聞」気仙沼の子ども6人で発行

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   「気仙沼に春が来た!!」「春見っけ!!」――。被災地に咲いた桜の写真の上で見出しが躍る。避難所暮しが続く宮城県気仙沼の小学校で、子供たちが手書きで作る新聞が大人たちを元気付けている。

「暗い話は書かない」(編集長8歳)

   家を失った6人の小学生が記事を書き、毎日発行している「ファイト新聞」だ。発行のきっかけは、小山奏子副編集長(12)によると「暗い話ばかり。大人たちの顔も暗いので明るくなってもらおう」と始めたのだという。

   編集長は副編集長の妹の小山里子(8つ)。編集方針は「明るいことだけ書いて、暗い話を書いたら紙を破る」ことだそうで、テーマは明るさ。震災から1週間後の3月18日(2011年)が第1号。

   大人たちの反応は、「騒いでくれているおかげで、大人も笑顔になっていい。笑顔がチョコっと戻ってきた」(正副編集長の父親)、「『これから頑張りましょう』という創刊号がこれまでの中で一番いいかな~」(主婦)と、みな楽しみにしている。

   その創刊号には「電気ふっ活」の見出しの下に、小学2年生の吉田理紗記者が書いた次のような記事が載った。

「あのこわい地しんからこの新聞を作ることを決めました。みなさんは気仙沼小学校で、このなん日かすごしていろいろなごふべんがあるとおもいますが、みなさんもがんばりましょう!私たちもがんばります」
文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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