2024年 5月 3日 (金)

福田沙紀「男でも女でもない性」カミングアウトした相手は…

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IS~男でも女でもない性~(テレビ東京系月曜よる10時)>IS(インターセクシャルの略)とは、身体的な性別を男性とも女性とも分類できない状態のことらしい。出生時に生殖器が明らかに特異であると診断される場合もあれば、第二次性徴を迎えてわかる場合など、症状も人それぞれで、さらには「自分が男か女か」という性自認もそれぞれであるという。

   性同一性障害が「実際の身体の性別と自分が認識している性別が違う」という心の性の問題であるのに対して、ISは身体の性の問題になるのだろうか。

剛力彩芽に不思議な新しい魅力

   星野春(福田沙紀)はISとして生まれた高校1年生。戸籍は女だが性自認は男で、今まで男として育ってきた。しかし、身体は女性化が進行している。性は「男」と「女」の2つしかないわけではない。実際には様々なバリエーションがあって、理解はできなくても、「人それぞれ」を認めることって大事なことだと改めて思う。

   こういう意欲的なドラマは、押しつけがましく感じることが多いのだけれど、春の性格が素直で明るく(もちろん悩んだり苦しんだりすることはあっても)、家族の理解があるので、構えないで見られ、重い気持ちにならないドラマだ。福田の人生初というショートカットはかなり似合っているし、演技も上手い。男の子らしさがよく出ている。春の同級生の美和子役の剛力彩芽も、「大切なことはすべて君が教えてくれた」に出ていた時に、「美人ではないけど不思議な魅力がある子だな」と思っていたら、今回はロングヘアーでまたちょっと雰囲気の違う役で、かなり良い感じ。

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