2024年 5月 2日 (木)

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防衛省真っ青!「馬毛島が中国に売られる」九州・沖縄の日米防衛態勢に大穴

   今週は「週刊ポスト」ががんばっている。注目の1本は鹿児島県種子島の西方12キロの東シナ海に浮かぶ馬毛島が、中国企業に売られるかもしれないという記事だ。島の由来は、ポルトガル宣教師たちが鉄砲とともに渡来させた馬を養っていたことからである。無人島としては国内で2番目に大きい。島を所有するのは「立石建設工業」立石勲会長で、彼のこんな発言が政府に伝わってきた。「中国の企業が何社か接触してきている。日本の対応次第では売ってもいい」

   防衛関係者がこう語る。「それまでは、本意ではないだろうと高をくくっていたんですが、八月の尖閣諸島騒動で事態は一変した。馬毛島の周辺には佐世保や沖縄などの米軍基地があって地政学上、非常に重要な場所です。ここを本当に中国にとられたら国防上、危機的な状況に陥ると省内で危ぶむ声が高まってきた」

   馬毛島は過去に幾度となく米軍によって軍用化が検討されてきたという。ポストによれば、立石がここを購入した経緯はこうである。

「立石氏は鹿児島県で遠洋漁業の船長をした後に上京。64年に不動産会社『立石建設』を設立する。4年後には砂利や砂などの建設販売部門を独立させた『立石建設工業』を設立し、高度成長の波にも乗り、一大グループを築くまでになる。
   東京で一旗揚げた立石氏に馬毛島購入を勧めたのは、たまたま知り合った防衛省幹部OBだったという。
『国防は30年、40年先を読まなくてはいけない。馬毛島はいつか、日本防衛の有力な基地になる』
   立石氏は自ら率先して住民票を馬毛島に移し、防衛省幹部OBから耳打ちされた言葉を実行に移した。奇しくもその言葉が現実のものとなりつつある」

   当初6割の所有だったが、次々に買い足され、この島に投じた金は150億円にも上るという。

   島には3万人収容できるし、軍隊向きの港も兼ね備えていて、いますぐ米軍に提供できると彼は話しているという。当時の防衛大臣・北澤俊美が立石と交渉したが、その額は50億円にも満たないものだったようである。ある防衛省幹部が嘆いている。

「外国企業が離島を買うとなっても法的に禁止することができません。さらに問題なのが日本の法体系の中には買った土地に対する禁止条項がないこと。個々の自治体による行政上の制約はあるが、安全保障上の規制ではない。例えば通信施設が作られたとしても、国として強制的に立ち入り調査することはできないんです。外国企業に島を買い取られた場合、島を日本の監視下におくことは現実的に難しい」

   中国による日本列島買い占めが続いている。これは日本だけではなく、米軍にとっても頭の痛い問題になるはずだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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