2024年 5月 3日 (金)

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すずきじゅんいち監督ドキュメンタリー映画「二つの祖国で 日系陸軍情報部」見て欲しい

   蛇足。私の友人、すずきじゅんいち監督のドキュメンタリー「二つの祖国で 日系陸軍情報部」が12月8日(2012年)から新宿「K's cinema」ほかで公開される。第二次大戦中にアメリカにあった日本人強制収容所のことを描いた「東洋宮武が覗いた時代」、欧州戦線で戦った日系軍人のことを描いた「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」に続く氏の三部作の最後の作品である。

   今回は、アメリカ生まれで、一時日本で教育を受け帰国した、当時は「帰米」と呼ばれた米軍情報部所属の日系アメリカ兵たちの証言で構成されている。彼らは日本軍が真珠湾を攻撃する5週間も前から極秘で集められ、情報収集の教育を受けていた。戦場に出た彼らは、日本軍の文書を翻訳したり、捕虜の尋問をしたりした。敗戦後は日本に来て、占領軍の下で戦後復興に力を貸す者も多くいたのだ。

   父や母は日本人。彼らは自分たちをアメリカ人だと思っているが、アメリカはそう遇してはくれなかった。強制収容所に入れられ、日本人と戦い、戦後は日本復興のために尽くすが、彼らの存在はほとんど知られていない。すずき監督は、そうした日系アメリカ人たちに焦点を当てて、見事なドキュメンタリーを作り上げた。今だからこそ是非見てほしい映画である。


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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