2024年 5月 4日 (土)

コンビナート次々爆発の恐怖!施設ボロボロ、熟練技術者リタイヤ、補修費用なし…

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

経験少ない技術者が緊急停止解除―爆風で周辺住宅1000軒に被害

   老朽化だけでなく、現場技術者の経験、知識不足で事故が起きるケースも出てきた。昨年4月、山口県のコンビナートで起きたタイヤ原料の製造プラント爆発では、1人が死亡し爆風で付近の住宅1000件が被害を受けた。

   事故のきっかけは22年間使われてきた電磁弁の故障だった。温度調節に使う蒸気の供給が止まり、全プラントの操業がストップした。ところが、この事態を経験したことのない技術者が誤って緊急停止を解除してしまったため、温度調節ができなくなって爆発した。

   こうした技術力の低下はどこのコンビナートでも深刻な課題になっている。ベテラン技術者たちが次々リタイヤする一方で、業績低迷から採用人員を減らしているため、ベテラン技術者の知識や経験が思うように継承されず、失われてしまっているのだという。

文   モンブラン
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中