2024年 5月 17日 (金)

長嶋・松井ダブル国民栄誉賞の裏にナベツネの思惑―ゴジラを読売に戻したい

岸恵子さん口説いた渡辺淳一さん はたして首尾は…

   いいお年といっては失礼になるが、御歳80歳になる大女優・岸恵子が書いた不倫小説『わりなき恋』(幻冬舎)が話題のようだ。渡辺淳一さんばりのセックス描写がなかなかのようである。少し週刊文春から引用してみよう。

<「あなた、今、私の中にいるの?」
   喘ぎながら呟いた。
「そう、笙子(しょうこ)さんの中にいるよ。あなたの中に僕がいる」(中略)
「全部?  全部いるの?」
「焦らないで。全部ではない。だけど僕のほとんどが今あなたの中にいる」>

   この男性にはモデルがいて、「現在は六十代の、背がすらっと高くてカッコいいビジネスマン」だそうだ。パリ便のファーストクラスで知り合ったという。

   もう20数年前になるが、私がいた月刊現代という雑誌で、渡辺淳一さんと岸惠子さんの対談をお願いしたことがある。テーマは忘れたが、対談中の渡辺さんが岸さんを見る目の、何と優しかったことか。終わって、渡辺さんが誘って銀座のバーに行くのを見送った。遠慮したのは、明らかに渡辺さんが岸さんを口説こうとしている気配が色濃く漂っていたからである。

   その後の進展は聞いていないが、その頃でも十分に岸惠子は美しかった。だが、対談中にこう漏らした。

「私だって娘の美しさに嫉妬を感じることがあります。若さにはかなわない」

   母と娘でも、美の対象となると火花を散らすのか。女とは、灰になっても女である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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