2024年 5月 1日 (水)

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近ごろ見かけない「田中邦衛」元気なの?どこも悪いところはありません。普通の老人です

   私は田中邦衛という俳優が好きだ。加山雄三の若大将シリーズの青大将もいいが、高倉健と共演した任侠もの、網走番外地、そして極めつけはテレビドラマ『北の国から』の黒板五郎であろう。テレビでは見逃してしまったが、全巻DVDを借りて2回見た。今でもYoutubeで全部見られるから、ときどき見ては涙を流している。

   ずいぶん昔に田中さんを京都で取材したことがある。誠心誠意答えてくれるその姿勢に感激したことを思い出す。その彼がテレビや映画から姿を消してだいぶ経つが、週刊新潮がその近況を伝えている。『北の国から』が終了してから12年になる。TVドラマ『黒部の太陽』の出演から5年、映画『最後の忠臣蔵』で奥野将監役を演じたのが4年前のこと。そして、おととし8月(2012年)、俳優仲間の地井武男のお別れの会に参列したのが、公の場に姿を見せた最後となった。以来1年半。消息が伝わることはないという。

   しかし、人見知りする彼だが、以前から山形映画祭などには出ていたことを、私も聞いている。映画評論家でFM山形でパーソナリティーを務める荒井幸博氏は、今でも毎月のように田中さんに会っているという。<「昨年12月にもお会いしました。その時、私の番組の録音をさせてもらったんです。放送日は12月27日でした。番組では、邦衛さんに『北の国から2002遺言』の一節を朗読してもらいました。『純、蛍、俺はお前らに残してやるもんはなんもない。でも、残してやるものはもう残した気がする。金や品物は何も残せんが、残すべきものは伝えた気がする』っていう、有名な『遺言』ですね。リスナーからの評判が良くて、『感動して涙が出た』と言ってくれる人もいました」>

   週刊新潮は近所を聞いて回った。老けたが近所を散歩している姿は見られている。インターホン越しだが夫人が答えてくれた。<「元気です。今日も外に出て2人で歩いていました。どこも悪いところはありません。すごくお元気な老人の方もいらっしゃるけど、ウチは普通です」>

   安心した。私はできるなら田中邦衛インタビューをしてみたいと思っている。私が知る限り、田中が自分のことを語った本は1冊もないからだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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