『介護卒業』機能回復プログラム作って「要支援」から4割が復帰―埼玉・和光市
2014.05.13 16:33
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元気な高齢者が体操教室のインストラクター
高齢者総合ケアセンター「こぶし園」小山剛・総合施設長は解説する。「要支援や要介護認定を受けた高齢者は家庭の中でも役割や自分の居場所がなくなり、モチベーションが下がります。これまで介護制度は、介護業者に任せていた部分が大きかったですが、自治体が直接乗り出すことによって、高齢者の置かれてる状況を直接把握できるようになります」
キャスターの国谷裕子「高齢者の方が元気を取り戻すためには何が必要でしょうか」
小山氏「介護保険の要支援や要介護認定を受けている方は高齢者全体の2割で、8割の方は元気です。この8割の方を地域でどう活用していくのか。そこに自治体の役割があると思います」
三重県伊賀市では、元気な高齢者がインストラクターとなり高齢者の体操教室を開いている。ボランティアでインストラクターを務めている宮島初枝さんは「地域ができることはまだまだたくさんあります。これからは知恵の出し合いです」と語った。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2014年5月12日放送「介護からの『卒業式』」)