2024年 5月 2日 (木)

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ああ腹が立つ!消費税「便乗値上げ」増税分の2倍近い物価上昇

   読者諸兄はこのところ物価がどんどん高くなっていると思わないだろうか。消費税分が値上がりしたのは仕方ないとしても、「便乗値上げ」が過ぎると思うのだが。そうした怒りを週刊ポストが代弁してくれている。<消費増税を機に、あらゆる商品の『便乗値上げ』が広がっている。

   今年4月の消費者物価の上昇率は3.2%(前年同月比)に達した。「税率が3%も引き上げられたのだから仕方ないか」

   そう考えるのは間違いだ。

   消費税には非課税品目があるため、税率のアップがそのまま物価上昇率になるわけではない。

   日銀は消費増税の物価上昇率の影響を1.7%と試算している。差の「1.5%」、つまり物価上昇の半分近くは増税のタイミングに合わせて商品価格そのものが値上げされたといっていい>(週刊ポスト)

   私も腹立たしいのは、スーパーでも「外税」がまかり通っていることである。<4月の増税実施当初、消費者がうっかり勘違いさせられたのが値札の「内税」から「外税」表示の変更だった。

   スーパーに行くと、それまで「105円」(税込)と表示されていた商品に同じ値段の値札が付いている。「価格据え置きなんだな」と思って買ったら、精算のときレジで「113円です」といわれる。よく見ると、レジの脇に、『当店の価格は全て税抜き表示となっています。レジ精算時に別途消費税相当額を申し受けます』

   (中略)政府が今回の消費増税にあたって、企業や商店が価格転嫁をしやすいように、従来は禁止されていた「外税」表示を期限付きで認める措置を決めたからだ>(週刊ポスト)

   こうした姑息な手を使うのは許せない。そのうえ公共料金の値上げがラッシュだ。<自治体では、札幌市が4月から小学校の給食費を月額250円(6.8%)上げたのを始め、練馬区や文京区も値上げ。JRや東京メトロ、都営地下鉄も初乗り料金を10円値上げした(ICカードを使用しない場合)。いずれも消費増税分以上だ>

   ICカードを使用しないでJRやバスに乗ると3%ではなく5%の値上げになる。これを便乗値上げといわなくて何という。初診料(窓口負担は3割)は4月の診療報酬改定で2700円から2820円に引き上げられた。4.4%もの大幅値上げになる。日本大学、早稲田大学、明治大学など私大の授業料も上がり、この7月からは国と民間損保が共同で運営する地震保険の保険料が最大で30%も上がるそうだ。

   まだまだある。光熱費である。すでに東京電力の料金は原発一基もない沖縄電力を上回っている。このペースでは中部電力や関西電力などの料金も沖縄を超えるのは時間の問題で、最初から原発がなかった沖縄が全国で最も電気代が安いということになりかねないのである。都市ガス各社の料金も7月は3月から比べると376円アップ(東京ガス)になる。

   安倍内閣や財務省、大企業の「詐欺」のような手口に対して怒らない『羊のような日本人』を叱咤するのは週刊誌しかない。週刊ポスト頑張れ!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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