2024年 4月 26日 (金)

全面禁止にしちゃどうか「国会・地方議会ヤジ」都議会ウヤムヤ幕引きではまたやるゾ!

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「性差別ヤジ」だけじゃない鈴木章浩都議の悪評!支持者に支払わせて銀座豪遊

   東京都議会で塩村文夏都議(35)が妊娠中や育児中の女性のサポートを積極的に進めるべきだという質問中に、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」という下劣なヤジを飛ばした鈴木章浩都議(51)について、『週刊新潮』『週刊文春』がかなりのページを割いて特集している。

   その他にも、「産めないのか」「お前が結婚しろ」などというヤジもあったそうだが、こちらは特定できていないようだ。鈴木議員もメディアの取材に対して最初は否定していたが、事態を重く見た自民党の石破茂幹事長が「名乗り出させろ」と強硬姿勢を見せ、鈴木議員が塩村議員に謝罪することになった。

   この鈴木議員の政策は「女性が働きやすい社会の実現」だというのだから呆れる。上昇志向が強く、支持者に支払わせて銀座の高級クラブを豪遊しているなどと週刊文春が書いている。ゆくゆくは大田区長や国政へという野心を持っているそうだが、今回のことで女性票を逃がしてしまったから、夢は潰えたようである。

   だが、やはり週刊誌というべきか、両誌ともに『被害者』であるはずの塩村議員の華麗な履歴まで披露している。「たけしの『熱湯コマーシャル』で写真集PR」「『恋から』秘話『別れた男から1500万円』にさんまも絶句」「維新塾からみんなのアイドルに 『朝日記者』大企業御曹司にも大モテ」「『許可なしポスター』地元でヒンシュク 『家賃未払い』で訴えられた!」(すべて週刊文春)

   岡山から上京してきて雑誌のモデルやテレビのバラエティ番組に出ていたことがあり、なかなかの美形だからいろんな男との艶話があるというお話だが、今回の件とは関係がない。

   鈴木議員一人に詰め腹を切らせ一件落着としたい自民党側のやり方では、これからも心ないヤジは飛ぶだろうし、根本的な問題解決にはならない。市民団体が「このまま幕引きは許さない」としてネットで署名を集めているが、もしかすると全国的な運動に広がっていくかもしれない。この際、国会での下品なヤジも含めて自粛ではなく禁止するぐらいのことを議員たちが率先してやるべきである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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