2024年 5月 3日 (金)

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「談志が死んだ」から3年...出色の1冊が出た!天空で志ん生、三平などと再会

【蛇足】私の知人・弟子吉治郎氏(ペンネーム)が「天空のネタ下ろし 立川談志 鬼不動』(河出書房新社)という本を上梓した。この原稿、実は私のところへ彼が持ち込んできたのだ。彼は中部日本放送の制作の人間で、上岡龍太郎の弟子となり、立川談志とも親しくするようになる。

   その彼が、自分が死んでから天空で立川談志や古今亭志ん生、三平などと再会するという「夢」を書いたものだが、これが大変おもしろい。中でも談志が何としてもやりたかった創作落語「鬼不動」を完成させ演じるクライマックスがとてもいい。

   もちろん「鬼不動」は作者の創作だがとてもよくできていて、思わずホロリとさせられるのだ。週刊新潮で立川談四楼さんがこの本の書評をやっているが、最後に「今、著者が渾身の思いで書き上げた鬼不動を演じてみたいと思う自分がいる」と書いているほどだ。

   立川談志が亡くなってから3年が経ち、その間に談志本は数多く出されたが、これは間違いなくベスト1だと思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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