サンゴ密漁船「急襲逮捕」海保特殊部隊がアクション映画さながらの制圧作戦
「談志が死んだ」から3年...出色の1冊が出た!天空で志ん生、三平などと再会
【蛇足】私の知人・弟子吉治郎氏(ペンネーム)が「天空のネタ下ろし 立川談志 鬼不動』(河出書房新社)という本を上梓した。この原稿、実は私のところへ彼が持ち込んできたのだ。彼は中部日本放送の制作の人間で、上岡龍太郎の弟子となり、立川談志とも親しくするようになる。
その彼が、自分が死んでから天空で立川談志や古今亭志ん生、三平などと再会するという「夢」を書いたものだが、これが大変おもしろい。中でも談志が何としてもやりたかった創作落語「鬼不動」を完成させ演じるクライマックスがとてもいい。
もちろん「鬼不動」は作者の創作だがとてもよくできていて、思わずホロリとさせられるのだ。週刊新潮で立川談四楼さんがこの本の書評をやっているが、最後に「今、著者が渾身の思いで書き上げた鬼不動を演じてみたいと思う自分がいる」と書いているほどだ。
立川談志が亡くなってから3年が経ち、その間に談志本は数多く出されたが、これは間違いなくベスト1だと思う。