2024年 4月 30日 (火)

「Touch in my heart」さらっと言ってのける素敵だったテレビ界の大先輩

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   生放送を終えた後は、どこかやっぱり興奮している。とくに夜の生放送は目がランラランと輝いてしまっていて、疲れてそのままベッドにバタンとはならない。生放送番組に携わって10年以上経ち、いくら慣れてきたとはいえ、生放送はドーパミンがだだ漏れ状態になるというか、意識を別次元にまで底上げする魔力があるようだ。

   終わった後はたいていアルコールでも体内に入れて、その高揚した気持ちを落ち着かせるようにするのが日課となってしばらくになる。ほろ酔いになってきたところで、番組内で出てきた言葉をゆらりと思い出す。

日本語だと照れくさい「感動したよ」

「Touch in my heart(タッチ イン マイ ハート)」

   日本語の意味は「感動した!」だ。琴線に触れるというのが一番近いかもしれない。この「タッチ イン マイ ハート」という英語はとても便利で有効な言葉だね、という話を出演者の方々がしていらっしゃった。

   たとえば、映画を見た後、ライブに行った後、小説を読んだ後、美術作品を見た後、スポーツ観戦した後、もしくは話を聞いた後、自分の心に届いたかどうかという表現で、作品、物事のよし悪しの判断になるらしい。こう相手に言えば、どれだけ感動したかが分かりやすく伝わるというものなんだそうだ。慇懃無礼にもならず、大袈裟だったり重くもなりすぎず、軽い感じのニュアンスとしても使えるという。

   これは日本語だと難しい。言えそうで言えない。私はコンサートや舞台に足を運ぶ事が多いのだが、困るのは終演後、出演者に挨拶する時だ。たいていが「すごく良かったです~」とか「ステキでした~」とか「いい舞台で感動しました」とかとかとか...。自分のボキャブラリーのなさを嘆くばかりだけど、やっぱり「今回の舞台、琴線に触れました」とはこっぱずかしくて口にできない。うん、やっぱり「タッチ イン マイ ハート」はいい言葉だ。これがスラっと言えたら、ちょっと大人になれたような気がする。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中