覚せい剤使用で有罪になった歌手ASKA(56)の愛人で、同時に逮捕された栩内香澄美被告(37)に、東京地裁はきのう13日(2015年1月)、懲役2年、執行猶予3年(覚せい剤取締法違反)を言い渡した。栩内は無罪を主張していたが、裁判所は認めなかった。
「知らない間に使われたは不自然」主張すべて退けた裁判所
「被告は覚せい剤をそれと認識して摂取したことが推認できる」「ASKAさんの体液が鑑定の際に混入したとは考えにくい」、さらに栩内が「知らない間に使用させられた」と主張していた点にも、「不自然といわざるをえない」と、裁判所は被告の主張をすべて退けた。
栩内は尿や毛髪から覚せい剤成分が検出されたが、取り調べでも公判でも「覚せい剤を使用したことはない」と無罪を主張していた。
判決は検察の求刑通りの2年の懲役に執行猶予がついたものだったが、通常なら1年半くらいといわれる。菊地幸夫弁護士は「初犯にしては重い」という。栩内がすべてをASKAの責任にし、反省の態度が見られないとみなされたと見る。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト