2019年 11月 13日 (水)

冗談から駒の「トランプ大統領」で日米関係ちゃぶ台返し!核兵器買え、TPPご破算、在日米軍のカネ払え

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   呪われた東京五輪からまた火の手が上がった。2020年東京五輪・パラリンピックの招致活動に関し、フランス側の捜査で、東京側から国際陸上競技連盟関係者に多額のカネが振り込まれたことを確認したとフランス司法当局が声明を発表した。日本側は当然否定しているが、メディア報道ではなくフランス政府が「事実」を把握したとなると、間違いなく大問題になる。

   日本のメディアは双方がこういっているなどという生ぬるい報じ方ではなく、チームを組んで徹底取材をやるべきである。ブラジルは大統領が弾劾されて職務停止に追い込まれ、リオ五輪が無事開かれるかどうか予断を許さない。幸い日本には時間がある。もし不正が見つかれば即刻開催国を辞退するべきであろう。

   さて、オバマ大統領は広島を訪問することを決断した。決断力不足だとか弱腰外交だとか批判されたが、最後の最後でオバマらしい選択をしたことを称えたい。

   オバマの次の大統領にはクリントンが優勢だと思われていたが、最近のロイター通信の調査では「クリントン氏の支持率が41%で、共和党指名が確実なトランプ氏の40%と横一線」(5月13日のasahi.comより)で、このままいけばトランプ氏が次期大統領になる可能性が高いといわれる。まさに冗談から駒である。

   週刊新潮はトランプ氏が当選すれば、日米関係は大変なことになるという巻頭特集を組んでいる。何しろことあるごとに彼は日本を槍玉に挙げているのだ。<トランプ氏の主張は昔から一貫している。第1次湾岸戦争前の1987年、ワシントン・ポストなどに『ペルシャ湾の治安を、アメリカ人は人命と金をかけて守っている。日本はなぜ代償を払わないのか』という全面広告を載せた人物がいる。日本にとっては痛い内容ですが、それがトランプ氏だったのです」(在米ジャーナリストの古森義久氏)>

   大統領になった暁には、さらに日本に在日米軍の負担金を吹っかけてくるか、日米安保条約を解消し日本から引き揚げることもあり得るそうだ。もしそうだとすると、週刊新潮お得意の「中国が尖閣諸島を取りに来る」となるわけだが、それは置くとして、日本としては何としても日米安保継続と在日米軍にいて欲しいわけだから、アメリカは莫大な費用を要する兵器を購入せよともいってくるに違いないと見る。「日本も核兵器を持っていい」ともいっているから、核兵器もアメリカから買えというかもしれない。TPPも「ロビイストが主導した破滅的な合意」だと猛反対しているから、ちゃぶ台返しは間違いないそうだ。

   外交政策も経済政策もほとんど無茶苦茶なトランプ氏に、なぜあれほどの人気が集まるのだろう。先の古森氏は<「トランプ支持層に共通して見られるのは、ナショナリズムというよりアンガー(怒り)です。彼は、対日関係を体系的に考えているわけではない。しかし、日本をターゲットにした発言が好意的に受け止められているのも事実です」>といっている。

   いうことは支離滅裂でも国民の中にある「不公平感」に火をつけ、彼らの怒りを引き出すことには長けている。これまで多くの「独裁者」といわれた人間がやってきた手法だが、それだけ人々の間に不公平だという気持ちが強いのであろう。

   しかし、1%の超大金持ちがアメリカの富をほぼ独占しているのが不公平感の根底にあるはずだから、大富豪トランプ氏への怨嗟の声がもっと出てもいいと思うのだが。

   アメリカの多くの人々は、今われわれの生活が苦しいのはイエロー・モンキーがアメリカの富を盗んでいるからだ。それを排除すればアメリカは以前のように豊かな国になれると信じ込んでいるのかもしれない。

反骨精神旺盛な素敵な朝日文化人「若宮啓文」惜しい人を亡くした・・・

   私も何度か会ったことがある元朝日新聞主筆の若宮啓文氏が旅行先の北京のホテルで亡くなった。享年68。週刊新潮によれば、その日はだるい、手が震えるなどの体調の悪さを訴えていたようで、ホテルへ帰り風呂に入ったままの姿で亡くなっていたという。

   朝日のコラムに「竹島は韓国に譲ってしまったら」などと書いて物議を醸したと週刊新潮は報じているが、たしか朝日が謝罪する前に、自著で従軍慰安婦問題に関する朝日新聞のキャンペーンには根拠がないと批判したことがあったと思う。

   私は若宮氏から戦前の朝日新聞の戦争協力について聞いたが、過ちは過ちと認めながら、2度と繰り返さないために何をすべきかを真摯に話してくれた。反骨精神旺盛な素敵な朝日文化人だと思ったが、惜しい人を亡くした。

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