ユースケ・サンタマリア、ついていないオジサン刑事にぴったり!
〈警部補・碓氷弘一~殺しのエチュード~〉(テレビ朝日)

印刷

   妻に逃げられそうになり、捜査1課から装備課という閑職に自ら望んで異動していた刑事の碓氷弘一(ユースケ・サンタマリア)が、1課に呼び戻され、プロファイラーの藤森紗英(相武紗季)と共に難事件を解決する今野敏原作のサスペンス。イベント会場で通り魔に女性が刺殺される事件が連続して起き、ついていない碓氷がたまたま近くにいて、真犯人ではない男を逮捕してしまうという不運に会う。調べているうちに、過去の痴漢冤罪事件で犯人扱いされた男が、復讐のために事件現場にいたらしいと分かる。その結果・・・。
   ユースケ・サンタマリアがむっつりした、ついていないオジサンとして碓氷刑事を好演。この人はセリフもボソボソ、決してハンサムでもなく、冴えないウマ面なのに、どことなく憎めないキャラがぴったりで、警察もののドラマの常道とは少し違う面白さがある。
   脚本家が描いたサスペンスは往々にして事件ばかりを追い、タメがない。それに比べて作家が描いた警察ものには、事件の裏側の人間同士の葛藤や心理描写に奥行きがあり、単純な謎解きで終わらないから楽しめる。警視庁の参事官・西川周作を演じる羽場裕一は、1度書いたと記憶するが、何故か犯人役が多い。今回は参事官という警察のお偉いさんの役なので、いい人で終わるのかと思ったら、やっぱり、悪徳代議士に通じている一種のワルだった。なんで、毎度毎度同じ役者に似たような役を振るのか、理解できない。
(放送2017年4月9日21時~)

(黄蘭)

採点:0.5
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

お知らせ

注目情報PR
追悼
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中