2024年 4月 25日 (木)

世界最速男・佐藤琢磨-「No Attack、No Chance」信じてインディ500優勝

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   「チャンスは自分が必要な時に来るとは限らない。だったら自分から取りにいくしかない。それなら挑戦し続けるしかない。夢を持ち信じ続け挑戦を続けたからチャンスをつかみ取れた」

   世界最速の自動車レース「インディ500」で優勝した佐藤琢磨選手(40)は、武田真一キャスターのインタビューにこう答えた。インディ500はアメリカ中西部のインディアナポリスで毎年行なわれる500マイルレースだ。楕円形のコースを200周、約800キロを最高時速380キロで走る。今年も優勝賞金約2億7000万円を目指して世界中のトップドライバーが競い合った。

残り6周で見せたチームワーク力

   インディ500の特徴はマシンにある。F1は各チームが独自に開発した車体を使うが、インディ500は参加チームはすべて同じ車体を使う。そのため、ドライバーの腕とマシンを調整するチームの技術力がものをいう。佐藤もこう話す。

   「勝てたのは完全にチームワークのおかげですね。予選順位もすごくよかったですし、速い車を支えるエンジニアとメカニックたち。それらチームメイトですね。要は一人だけでは速い車は作れない。グループランというのを作りながら、実際のトラフィックを作り出していく。集団で走っているときの強い車を見定める作業は、チームメイトのおかげでした」

   そのチームワークが見事に生かされたのが、残り6周で2位に躍り出たあとの走りだった。トップはブラジルのベテラン、エリオ・カストロネベス選手。現役最多の3度の優勝経験を持つ。佐藤は外側から仕掛け、トップに躍り出た。抜き返そうと追い上げるカストロネベス。スタッフはマシンの状況やライバルの位置などを伝え、「外側に注意、外だ、外だ」と指示を出した。ゴールのとき、カストロネベスとの差はわずか0.2秒だった。

   佐藤選手は「No Attack、No Chance」と言い切った。

クローズアップ現代+(2017年6月14日放送「"世界最速"佐藤琢磨 No Attack、No Chance(挑戦なくしてチャンスなし)」)

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