2018年 7月 20日 (金)

山本耕史の清潔感が真面目な植木等にぴったり 病室に鉢植えの胡蝶蘭は大ポカ
〈植木等とのぼせもん 第1回〉(NHK総合)

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   植木等(山本耕史)はお寺の長男だったのにミュージシャンになって、「とんでもない歌詞のスーダラ節」を歌えとオファーが来て悩む。父の植木徹誠(伊東四朗)は親鸞の言葉にもある歌詞だといって引き受けろと勧める。これが大ヒット。植木は超売れっ子、過労でぶっ倒れる。付き人兼運転手の松崎雅臣(志尊淳)がやってくる。
   めっぽう面白いが、1か所が大トチリだ。植木が入院しているベッドの枕元に、鉢植えの胡蝶蘭が沢山並んでいるのだ。このドラマのスタッフたちは常識欠落症候群か。入院患者に鉢植えを贈るのはタブーなのを知らないのか! 「寝つく・・・根付く」という語呂合わせで病人が治らないのを暗示させるから、お見舞いには切り花しか贈れない。まして、植木のお見舞いなら大マネジャーか企業が送っているはずで、非常識もいいとこだ。PもDも「喝!」である。
   植木の妻・登美子(優香)がゾロゾロと玄関に沢山の子供を連れて出てくるくだり、後の小松政夫になる志尊淳の60年代ファッション、最後のクレイジーキャッツの演奏などなど、見所は多いが。
   山本耕史は少しハンサムすぎる。本物の植木等は、晩年、素晴らしい演技者として数々のドラマに出演した一流ミュージシャンにして一流俳優だった人。コメディ部分にノリが足りない気がするが、根が真面目な植木だったから、山本の清潔感が合っているようにも感じられる。バラエティに品があった時代の挿話を期待したい。 (放送2017年9月2日20時15分~)

(黄蘭)

採点:0.5
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