2018年 5月 24日 (木)

ワインスタインの性的暴力の原点か? ついに名乗り出たユマ・サーマンに「なにを今さら」の声

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   またもや大物女優がハリウッドの元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性的暴力の犠牲者として名乗り出た。ワインスタイン率いるMiramax製作の映画5作品に出演し、特にタランティーノ監督の映画「パルプフィクション」「キルビル」などで一躍スター女優となったユマ・サーマンだ。「キルビル」は、3億3千万ドルの興行収益を上げる世界的大ヒット。エグゼクティブ・プロデューサーであったワインスタインが、ハリウッドに君臨するきっかけを作った作品でもある。

   ワインスタインの手口に多いのが、個人オフィスとして借りている有名ホテルのスイートルームに女優を呼び出し、悪行に及ぶというものだが、どうやらサーマンとの件で味をしめた可能性もある。NYタイムズのインタビュー記事によると、1994年~2000年頃、サーマンはパリのホテルで、バスローブ姿のワインスタインに蒸し風呂に連れていかれたり、ロンドンのホテルで、押し倒され、のしかかられ、関係を迫られたりしたという。

サーマンの怒りは危険な撮影を強要したタランティーノにも

   この後もサーマンは、内心の怒りを隠して、ワインスタイン製作、タランティーノ監督作品にヒロインとして出演し続けるのだが、ワインスタインのことは常に敵視していたという。また、サーマンの怒りは、「ハーヴェイは私を襲ったけれど、少なくとも殺そうとまではしなかったわ」と、2002年「キルビル」のセットで壊れた車を運転するスタント撮影を強要し、首に一生損傷が残る交通事故に遭わせたタランティーノ監督にも及んでいる。

   長年、尊厳を傷つけられながらも、女優として我慢してきた怒りが、ここへきて一気に爆発したのだろう。しかし、ネットでは「長年沈黙していた理由とは?」「なぜ今、ワインスタインとのことをメディアに訴えるのか? 25年前に警察に駆け込むべきだったのでは?」など相変わらず厳しい意見も。女性たちがエンパワーメントされる一方で、やはりハリウッドや女優という職業が特殊すぎて、一般人の理解を得るのが難しい面があるだろう。

   

   Noriko Fujimoto(セレブ評論家)

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