2018年 11月 19日 (月)

アカデミー賞を取った日本人アーティストの辻一弘さん 独学で特殊メークの世界を切り開いた

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   第90回アカデミー賞で日本人アーティストの辻一弘さん(48)がメーキャップ・ヘアスタイリング部門で受賞した。英国映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」の主演ゲイリー・オールドマンのメークを担当し、チャーチル首相とは似てもいないオールドマンをそっくりのチャーチルに大変身させた。

「あなたが協力しないなら映画はやらない」

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   オールドマンのメークの前と後を比べると、一目瞭然だ。細めのオールドマンが、ぽっちゃり型の貫録のある政治家に変わっている。オールドマンも主演男優賞に選ばれた。映画ライターのよしひろまさみちさんは「辻さんの特殊メークがなかったとしたら、オールドマンの受賞はなかった」と話した。

   辻さんは京都市出身で、映画「スター・ウォーズ」を見て特撮に興味を持ち、特殊メーク第1人者のディック・スミス氏に手紙を送った。スミス氏からは「学ぶところはないから独学でやれ」といわれ、自分で勉強した。やがてハリウッドに渡り、20年以上第一線で活躍し、「サルの惑星」など担当、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」ではブラッド・ピットを80歳の老人に仕立て上げた。しかし2012年に映画界を去り、彫刻家として活動していた。

   そんなとき、オールドマン本人から「あなたが協力してくれないなら、映画はやらない」と依頼され復帰したのだ。

   司会の加藤浩次「最初にチャーチルの映像をみたとき、ゲイリー・オールドマンはこんな太ったのか、と驚きました。特殊メークがどんなに凄いのか、ということですね」

   ウエンツ瑛士(タレント)「外見だけでなく、これまでの人生が刻み込まれている感じですね」

   加藤「独学でやれというスミスさん、これも凄い。オリジナリティーは独学でないと生まれないんだね。改めて、そう思った」

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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