つっぱり棒が突然落ちるのを防ぐ! メーカー社長が正しい取り付け方伝授
きょう13日(2018年3月)の「スゴ技Q」では「つっぱり棒」を取り上げた。
物干し竿や収納など、多くの家庭で活躍しているだろうが、急にガタガタ!と音がしたと思ったら、つっぱり棒が落ちていた...なんて経験をした人も多そう。
つっぱり棒を落ちないように取り付ける方法はあるのか。日本で最初につっぱり棒を販売したメーカーの三代目社長・竹内香予子さんが解説した。
「短くしてから伸ばす」は間違い
竹内さん「ひとつの原因としては、正しい取り付けをしていない可能性があります」
100円ショップでも買える、手頃な細身の「バネ式」。取り付ける場所より短くし、棒を回して伸ばして壁に押し当てる人がほとんどだろうが、実は間違い。これでは強度が不足するそうだ。
正しくは、取り付ける場所より数センチ長めに棒を引き出し、細い方のパイプを壁に当ててから、反対側をぐっと押し込んで縮ませて取り付ける。こうすると、バネが十分に縮んだ状態で固定され、つっぱる力が強くなる。
取り付ける場所よりどのくらい長くすればいいかは商品によって違うので、説明書を確認しよう。
ホームセンターなどで売られている、太くてごつい「ジャッキ式」はどうか。
ポイントは棒の長さを固定するネジの締め方だ。引っかかりを感じた時点で締めるのをやめるのではなく、どんなに固くてもネジの根元近くまで回し切る。
ジャッキ式のつっぱり棒は、太さが微妙に違う2本のパイプからできている。ネジは太い方のパイプに付いていて、先端がきり状になっている。これを細いパイプに貫通させることで、2本のパイプを1本に固定するのだ。
つっぱり棒は水平に取り付けるのも難しいが、竹内さんは「分厚い本」を利用するのを勧める。
しっかり取り付けてから位置を確認するのではなく、まずゆるめに仮固定し、分厚い本を壁に当て、棒と壁が垂直になっているか確認する。
仮固定した位置にマスキングテープなどで目印を付け、そこに最終固定するとよい。
ピコ花子