2018年 10月 23日 (火)

リタイア競走馬も天寿全うしてほしい・・・殺処分は悲しいと調教師がセカンドライフ支援

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   華やかな優勝馬の陰で、成績不振やけがなどで年間5000頭の競争馬が引退している。繁殖用の馬などになって天寿を全うできるのはほんの一握りで、多くは殺処分される、そんな現状を変えようという取り組みが動き始めている。

   引退した馬のセカンドライフを支援する「サンクスホースプロジェクト」は、リタイアした競走馬を再調教して、乗馬クラブや大学の馬術部などとつないでいる。2007年に牝馬として初めて日本ダービー馬となったウオッカなど、数々の名馬を育ててきた調教師の角居勝彦さん(54)が立ち上げた。

   角居さんが調教師になりたてのころ、放牧場で足を折った馬が殺処分された出来事が原点だ。「馬たちの行く末を心配したとき、この立場だからこそやることがあるのではないか」とずっと考えていた。調教師として活躍させてもらった「馬への恩返し」として活動を始めた。

悩みの種は再調教費用―1頭毎月20万円

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   岡山県のトレーニング施設で引退馬を預かり、一般的な乗馬の動きを教える。その後、オークションにかけて新たな馬主のもとへと送り届ける。再調教には半年以上の期間がかかるうえ、費用もかさむ。エサ代や寝床に敷くワラ代、トレーニング費用は1頭あたり月に20万円以上かかる。角居調教師は費用を工面するため、引退した競走馬のファンクラブを作ったり、自治体と連携してふるさと納税を活用したりする仕組みも作った。

   人気ジョッキーのサイン入りゼッケンも、オークションにかけるなどして資金源になっている。先月(2018年5月)の日本ダービーを制した福永祐一騎手も、「引退後の行き先は現場の人間としても深く掘り下げられないアンタッチャブルな部分ではありました。幸せな環境で天寿を全うできる馬が1頭でも増えてほしい」とこのプロジェクトを支援している。

   司会の真矢ミキ「撮影で馬に乗ったことがありますが、価値観が変わります。いいプロジェクトですね。広がるといいなあ」

文   キャンディ | 似顔絵 池田マコト
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