東京五輪に商機到来、世界に誇る日本製コンドーム! 丈夫さと薄さで選手たちを守る
東京オリンピックの開会式(2020年7月24日)まで、あとちょうど2年ということで、きょう24日(2018年7月)の「クイズとくもり」コーナーは東京オリンピック特集だった。
1964年の東京オリンピックでは、新幹線に首都高速道路をはじめ、タクシーの自動ドア、ホテルのユニットバス、水洗トイレやエスカレーターなどの絵文字「ピクトグラム」など、技術革新で新しいものが生まれた。
副島淳リポーター「2年後の東京オリンピックでも、メイドインジャパンを世界に広めようと意気込んでいる業界があります。避妊具のメーカーでございます」
国際規格を超える厳しい検査で高品質に
選手同士の感染を予防するため、選手村では無料でコンドームが配布される。前回大会が行われたリオデジャネイロでは、約45万個が配られたとみられる。
日本と海外のコンドームは、厚さが全く違う。タイ製のものは0.1ミリなのに対し、日本製はその10分の1の0.01ミリだ。
薄さの秘密は素材にある。以前はラテックスという植物の樹液を固めたゴムで作られていて薄さに限界があったが、プラスチックの一種のポリウレタンを使うことで、0.01ミリという薄さに到達した。
コンドームの品質検査には国際規格が定められている。ひとつが「水漏れ試験」だ。コンドームの中に300ミリリットルの水を入れ、漏れないかチェックする。
もうひとつが「破裂試験」。18リットルの空気を入れ、破裂しなければ合格となる。
日本で初めてポリウレタン製のコンドームを作った相模ゴムでは、さらに厳しい自社基準を設け、40リットル以上で破裂しなければクリアとしている。
独自に5000回の摩擦試験も行っていて、厳しい検査に合格した品質の高いコンドームを世に送り出している。
2年後の東京オリンピックは、「丈夫な上に薄い」日本製の品質の高さを世界に知らせるチャンスだ。
営業企画室の山下博司室長「世界各国から多くの方たちが東京にやって来るので、皆さんに知っていただくすごくいい機会だと思っています。ぜひ期待していただければ」