2024年 4月 19日 (金)

秋篠宮の凄み!天皇皇后や皇太子が言えないことは私が言う・・・大嘗祭の公費負担に異議あり

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   ゴーン逮捕でまだ語られていないのが「日本版・司法取引」である。私の記憶では、ロッキード事件で田中角栄元総理が逮捕されたとき、日本でも大きな話題になった。賄賂を渡した方が司法取引で罪を問われないのはおかしい、司法取引で得られた証言を日本の裁判で採用するのはやめるべきだなど、侃々諤々の議論が巻き起こった。

   ゴーン逮捕の衝撃が大きすぎて、まだそこまで考えが回らないのだろうが、ニューズウイーク日本版は、これからは司法取引を前提としたコンプライアンス・クーデターが日本で本格化する可能性があると指摘している。だが、<企業のコンプライアンス違反を口実とした『クーデター』には、捜査機関との司法取引で都合の良い虚偽の自白が行われるリスクもある。日本企業はこの『両刃の剣』を使いこなせるのだろうか>と疑問を呈している。

   秋篠宮の22日(2018年11月)に行われた誕生日会見が、30日に解禁になった。一部では、眞子さんの結婚問題について破局を匂わせる発言があったため、誕生日まで解禁を延ばしたのではないかという憶測が流れた。

   そうではなかった。天皇の代替わりに行う皇室行事「大嘗祭」に、「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、政府は公費を支出するべきではないという考えを示したのである。

   1990年に行われた「大嘗祭」では、宮廷費約22億5000万円が使われたという。秋篠宮は、天皇家の私費にあたる「内廷会計」で賄うべきで、つまり質素にやるべきだと宮内庁の山本信一郎長官らに「かなり言った」が、聞き入れてもらえなかったと話している。

   宮内庁はまったく知らされていなかったため、大慌てのようだ。政教分離の観点からも重大発言だが、そうしたことをまったく考えずに、前例を踏襲して公費を支出することを決めた安倍政権への異議申し立てでもある。

   テレビや新聞の写真で見る53歳になった秋篠宮の表情には、凄みが出てきた。天皇皇后や皇太子がいえないことを私がいう。そうした覚悟をした男の顔である。

小室圭さん!次は君が納得いく説明会見を開く番だ・・・眞子さんご両親の強いメッセージにこたえられるか

   今週の週刊新潮も週刊文春も、こうした発言の要旨は入手していたようだが、眞子さんと小室圭さんの結婚問題についてしか触れていない。両誌や女性誌は、秋篠宮の「このままでは納采の儀を行うことはできません」という発言だけを取り上げて、「千代田のお城から『さようなら小室圭さん』」(週刊新潮)、「小室圭さんから辞退を 秋篠宮さまの真意」(週刊文春)と、婚約破棄が決まったかのような騒ぎである。

   けさ(11月30日)の各局のワイドショーも、再び小室さんの母親の元婚約者による一方的な発言を取り上げ、小室家側の非をあげつらう論調だった。

   私には、どうして秋篠宮夫妻の発言が「2人の結婚は許さない」ということになるのか、さっぱりわからない。ここで秋篠宮さんはこういっているのだ。「私は最近はそれほど、娘と話す機会がない」とし、「私は今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」

   そして、紀子さんは「昨年の夏から、さまざまなことがありました。そして、折々に、私たちは話合いを重ねてきました。そうした中で、昨年の暮れから、だんだん寒くなっていく中で、長女の体調がすぐれないことが多くなりました。(中略)これからも、長女への思いは変わることなく、大切に見守りたいと思っております」

   これは、結婚問題でぎくしゃくしていて、話す機会もなくなっている娘・眞子さんへ向けた両親からのメッセージである。

   言外に窺えるのは、眞子さんが圭さんとの結婚に強い思いを抱いているということ。それを理解したうえで、それほどまでに思っているのなら、2人で相談して、世間に対して理解をしてもらう方策を考えなさい。私たちは決してお前を見放しはしませんよ。

   これほどの強いメッセージを受け取ったのなら、眞子さんと圭さんのやることは一つしかないはずだ。記者会見を開き、自分たちの強い思いと、週刊誌などで書かれている「金銭問題」について納得のいく説明をし、少しでも世間に理解をしてもらうよう努めることである。

   27歳にもなった男と女が、それぐらいのことができなくてどうする。それすらできないなら、小室圭という男は、眞子さんの結婚相手にふさわしくない。そう、私でも断じざるを得ない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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