2019年 12月 12日 (木)

「たった1人の味方」にも裏切られた心愛さん 逮捕された母親は食事を与えていなかった

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   千葉県野田市で小学校4年生の栗原心愛(みあ)さん(10)が父親・勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=から虐待を受けた後死亡した事件で、千葉県警は4日(2019年2月)、母親のなぎさ容疑者(31)も傷害容疑で逮捕した。これまで「被害者の1人」として見られてきた母親が逮捕されたことで、事件は新たな展開を迎えた。

   事件当日、勇一郎容疑者は心愛さんの首付近をわしづかみにし、冷水のシャワーをかけるなどの暴行をした。警察は、なぎさ容疑者がその暴行を知りながらも止めなかったとして、共犯関係が成立すると判断。また、「事件当時はなぎさ容疑者に対する暴力はなくなっていた」として、なぎさ容疑者も虐待に能動的に加担したと見て、逮捕に踏み切った。

なぜ、母親は心愛さんの気持ちを裏切ったのか

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   さらに、死亡解剖の結果、心愛さんの胃の中には内容物がほとんどなく、十分な食事を与えられていなかったことも判明。なぎさ容疑者も食事を与えていなかったことを認めているという。

   父親からの暴力を訴える一方、「お母さんは味方してくれる」「お母さんがいないときに背中を蹴られる」「沖縄ではお母さんがやられていた」と、母親をかばうような発言をしてきた心愛さん。それにも関わらず、なぜ、なぎさ容疑者は心愛さんの気持ちを裏切るような行為に至ったのか。

   仮になぎさ容疑者がDVを受けていた場合、「行動すべてを加害者が支配し、言いなりになってしまい、自分の判断ができなくなってしまう」という専門家の指摘もある。

   児童相談所に19年間勤務した心理カウンセラーの山脇由貴子さんは、心愛さんを一時保護したものの、親の元に返した柏児童相談所の決定的な落ち度をこう指摘する。

   「DVを把握していたならば当然子どもは家に帰せないと判断すべき。お母さんを子どもと一緒に助けてあげようと思ってほしかった。逃げる手段や場所があると教えてあげれば、母子は救えた」

   司会の小倉智昭「児相の人は『依存する力が強い』と言っていたが、暴力が度を過ぎるとそうならざるを得ないのでは」

   中江有里(女優・作家)「心愛さんがアンケートを書いた当時、妹がすでに生まれていた。育児で大変な母親の姿も見ていたのだと思う。自分自身も父親から暴力を受けて、その大変な思いをどこに出していいか考えたのだと思うと胸が詰まる」

   山脇さん「心愛さんにとって、お母さんはたった一人の味方だったのだと思います。守り切れない時もあるけど守ろうとしてくれる、彼女にとって唯一の救いだったことには間違いないです」

文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト
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