2019年 3月 26日 (火)

米朝首脳会談物別れ!まだ遠い「拉致被害者」帰国・・・家族は金正恩に直接メッセージ

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   2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった理由について、トランプ大統領は「非核化について隔たりがあるにもかかわらず、(金正恩委員長が)全面的制裁の解除を求めてきたため」と説明した。さらに、「制裁解除で日本との信頼関係を崩したくなかった」とも述べた。日本は拉致被害者の帰国を求めているが、首脳会談が決裂したことでどうなってしまうのか。

   首脳会談の前、北朝鮮に拉致されていた新潟産業大学の蓮池薫准教授は、「米朝関係が動く中で日朝(関係)が見えてくるのでしょう。そういう意味で、これからは(国際的な動きに)乗るチャンスを逃したり、間違った対応をした場合、取り返しのつかないことになります。動いていますから」と期待していた。

   拉致被害者家族たちは思い切った決断をした。金委員長宛ての異例のメッセージを発表したのだ。「全拉致被害者の即時一括帰国が実現できるのであれば、私たちは帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はありません」

   これまでは呼び捨てだったが、「金正恩国務委員長殿」と肩書きをつけた。拉致被害者家族会の事務局長を務める横田拓さんは、「あの時やっておけばよかったということはしたくない。『絶対に帰して下さい』。そのゴールだけを考えて北朝鮮に向け、これまでにないメッセージにしました」と語る。

カギは安倍首相の本気度

   武田真一キャスターは「家族会の出したメッセージですが、みなさんの胸の内についてどう考えてますか」と、蓮池准教授に聞く。「全員一括帰国、それさえ実現できれば、そのほかは二の次、三の次の問題です。私はみなさんのいままでの強い思いが、より具体化したメッセージになったと思います。譲歩したのではなく、率直に金委員長の感情に訴えかけるという意味で、原文そのまま伝わって欲しいです」

   さらにこう話した。「(金委員長に)拉致問題解決の意欲はあると思います。ただ、その条件が備わっている必要があります。それは日本政府の努力次第でしょう。日本は独自の支援ができます。その意味で、しっかりとしたカードを日本政府は持っていると思うんです」

   日本政府が朝鮮半島の情勢変化にどう対応するのかがカギだが、北朝鮮は安倍首相を相手にしないといい、日本は日朝首脳会談の仲介役となる韓国との関係も悪化するばかりだ。残念だが、拉致問題の解決の道は険しい。

*NHKクローズアップ現代+(2019年2月27日放送「あなたを抱きしめるために~拉致被害者家族 米朝首脳会談の裏で~」)

文   モンブラン
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