2019年 5月 21日 (火)

バスケBリーグ3年で売り上げ3倍!試合だけじゃない「ファンファースト」で面白さアップ

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   バスケットボールBリーグは発足から3年で売り上げ10倍、観客動員数50%アップと急成長した。試合に足を運ぶファンを大切にし、リピート率を高めるファンファースト戦略が功を奏したのだ。

   売り上げ高と観客動員数でトップの「千葉ジェッツふなばし」は、本拠地・船橋の試合の日は、開始3時間前から熱烈なファンが押しかける。若い女性のも多く、「試合も面白いけど、試合以外のエンターテイメントも面白い」と話す。オープニングセレモニーではチアリーダーらが登場し、派手なパフォーマンスを繰り広げる。この演出に、多い時には1000万円をかけるという。

   試合では、ジェッツが得点を挙げると観客は一斉に立ち上がり、大歓声をあげる。まるで人気ミュージシャンのライブのようだ。試合が終わってもファンは帰らない。ここでしかもらえないポイントがある。1回入場すると30ポイント、飲食やグッズを購入すると100円につき1ポイントたまる。ポイントは憧れの選手と並んで記念撮影ができるなど、さまざまな特典と交換できる。

   ファンの年間来場回数は、11回以上が15%、6~10回20%、2~5回45%、1回20%とリピート率が高い。

勝っても負けても満足させるエンタメ

   武田真一キャスター「ファンを大事にするのは基本のキですが・・・」

   ゲストの作家、石井光太市はこう話す。「きちんとビジネスを成り立たせているのは素晴らしいと思います。ただ、コアファンだけとか、ファンクラブだけというのは嬉しくないですね。プレーヤーというのは、無限の可能性の中で一生懸命頑張っているわけで、その部分に共感してもらいたいですね。どこに一番の価値観を置くか。ビジネスよりもプレーヤーが一生懸命やっている部分だと思います」

   Bリーグ経営戦略グループの佐野正昭シニアマネージャーは、「100年存続するクラブになるには、クラブ自身がしっかり自分たちで稼いで、財力、ビジネス力を高めていくことが重要だ」と話す。

   取材した高山哲弥アナ「Bリーグとしては、勝っても負けても来てくれるファンづくりを目指しています。そうしたファンに支えてもらって経営を安定させ、そのあとに選手の強化を図る考えです」

   武田「勝っても負けても応援するファンを、どうやったら育てられるのか。そもそも、そういうファンっているのかなあ」

   石井氏は「クラブが、勝っても負けてもいいと公表してしまうと、プレーヤーはアイデンティティーとか、誇りはどこに置けばいいのでしょうかね」と懐疑的だ。

   戦略・戦術を駆使し、必死になって弱いチームが強いチームを倒すのがスポーツの醍醐味だが、それでなければ飽きられ長続きしない。経営の安定と選手強化は両立するはずである。

   *NHKクローズアップ現代+(2019年4月24日放送「ファンファーストで売り上げ10倍!スポーツに学ぶ最新戦略」)

文   モンブラン
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