2019年 10月 14日 (月)

「岩崎隆一」境遇を恨んで孤独の闇から抜け出せなくなったか・・・残念だが防ぎようがない凶行

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   神奈川・登戸は私の父親のほうの先祖代々の墓があるところだ。子どもの頃は、秋になるとお寺の法事に連れていかれた。緑の多い境内と多摩川周辺で採れる「多摩川梨」がおいしかったことを覚えている。多摩川で泳いだ話をよく父親から聞かされた。

   神奈川・登戸は私の父親のほうの先祖代々の墓があるところだ。子どもの頃は、秋になるとお寺の法事に連れていかれた。緑の多い境内と多摩川周辺で採れる「多摩川梨」がおいしかったことを覚えている。多摩川で泳いだ話をよく父親から聞かされた。

   今は駅周辺も様変わりしただろうが、記憶にある長閑な登戸駅前で、5月28日(2019年)午前7時40分過ぎに、両手に包丁を持った男がスクールバスを待っていた小学生たちに襲いかかり、女児1名と保護者1名、17名に重軽傷を負わせる大惨事が起きた。男は凶行後に"躊躇することなく"自分の首に包丁を突き立て自殺した。

   2001年6月に大阪教育大付属池田小を襲って、小学生7名を死亡させ、15名を負傷させた宅間守の事件を思い起こさせる。共通するのは優秀な子どもたちが通う学校ということである。今回襲われた「カリタス学園」は、カナダのケベック・カリタス修道女会が設立したカトリック学校で、裕福な家庭の子が通う名門校として知られていた。

   後に、殺人犯は川崎市麻生区在住の岩崎隆一(51)と判明。自宅の最寄り駅から登戸駅までは小田急線で7分。土地勘があり周到に用意された犯行のようである。

   週刊文春によれば、岩崎が小学校低学年の時に両親が離婚し、その後は、父親の兄、伯父夫婦の家に引き取られた。地元の中学に進学したが不登校になり、同級生でも顔を覚えていないそうだが、同級生を鉛筆で差すという粗暴な面もあった。一時は専門学校に通っていたが、ここ数年は再び引き籠りがちな生活だったという。

   伯父夫妻には男女の子どもがいて、その従姉はカリタスに通っていた。今は結婚して、孫の顔を見せに頻繁に実家に帰ってくるそうである。岩崎家を知る地元関係者は、「こうした従姉の幸せな様子と自らの境遇を比較し、岩崎は強烈な嫉妬心をかきたてられたようです」と語っている。

   アメリカなどでは、犯行後に銃で自殺するケースはあるが、包丁で自殺するというのはほとんど聞かない。いい意味ではないが、よほどの覚悟があったものとみえる。学園側は生徒の安全を守るため、警備を強化するなど、かなりの手を打っていたようだが、岩崎のような人間が出てくると、残念ながら防ぎようがないだろう。

   <川崎市は29日、岩崎容疑者について別に暮らす親族から「長期間就労しておらず引きこもり傾向にある」などと、生活ぶりに関する相談があったと明らかにした。容疑者と同居するおじ夫婦が「刺激したくない」との意向を示したため、市は本人への接触はしなかった>(SponichiAnnex5月30日より)

   このとき何らかの手を打っていればと思わないでもないが、磯部涼の「ルポ川崎」(サイゾー)にもあるように、多くの難問を抱える市にそれを期待するほうが無理なのであろう。

とうとう紀子妃の父親まで引っ張り出して秋篠宮家バッシング!余計なお世話じゃないか

   このところ毎回いっているが、秋篠宮家バッシングが激しさを増している。今週から週刊文春で「秋篠宮家研究」の連載が始まった。そこには、昨年(2018年)の夏に、紀子妃がある秋篠宮家関係者に苦悶の表情を浮かべて、「私はもう駄目かもしれない・・・」といったというのだ。

   その時期は、小室圭が突然、ニューヨークのフォーダム大に留学することが報じられた時機と重なるが、それだけではないそうだ。紀子妃は「適応障害」と診断された雅子妃に代わって、美智子皇后を手本に、公務に励んできた。だが、美智子皇后は、全国赤十字の名誉総裁を雅子妃に引き継いだ。男の子をもうけ、妃として順風満帆だった彼女が味わった初めての「失意」。紀子妃は「もうこれ以上、公務はできません」と嘆いたという。

   秋篠宮家が皇嗣家になってから職員も24人から51人に増員された。そこで紀子妃は、侍従、女官という役職を廃止して、「皇嗣職宮務官」に統一したそうである。その背景には、侍従、女官という四六時中身の回りの世話をする「オク」の役職をなくして、全員「オモテ」にすることで、「自分たちのプライベート空間を守り、プライバシーを保つための措置」(秋篠宮家OB)だという。

   秋篠宮家関係者、事情通などと、匿名のまま中の人間が秋篠宮家のプライバシーを吹聴することを止めさせるための布石のようである。その気持ち、よくわかる。

   週刊新潮では、紀子妃の弟である川嶋舟・東京農大准教授が特定の団体の"広告塔"のような役割を担わされているという報道があったが、父親の川嶋辰彦・学習院大名誉教授(79)の交友関係も、宮内庁が心配していると報じている。山梨県出身で、家業のパチンコ店を継ぎ、上越市で遊技業「三井企画」を営む三井慶昭社長(75)がその人物だというのである。

   ここの古参役員に山歩きが好きな人間がいて、同好の士である川嶋名誉教授と20年以上前に知り合い、現在では三井社長と家族ぐるみの付き合いだそうだ。4月にも、2人は花見のため韓国を訪れているという。

   週刊新潮によれば、三井には2003年、自民党の坂井隆憲代議士に政治資金規正法違反が発覚した際、東京地検特捜部から家宅捜索と事情聴取を受けている(最終的に逮捕はされていない)。また、「在日本大韓民国民団新潟県支部」の役員と口論になり、その役員を蹴ってケガを負わせたとして被害届が出されたという(本人は事実無根だといっている)。

   さる宮内庁関係者は、「お立場上、特定の団体や個人とあまり親密な交遊をなされるのは、決して好ましいとは言えません」といっている。金銭の援助を受けているということなら問題だろうが、そうでないのならいいではないか。不自由なものだね、皇室の親族というのは。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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