2019年 8月 19日 (月)

<アガサ・クリスティー ABC殺人事件 第1話>(NHK・BSプレミアム)
マルコビッチのポワロは控えめで物静かな新キャラ!連続殺人の被害者と現場はアルファベット順だった

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   アガサ・クリスティーの代表作をイギリスのBBCが、アメリカの俳優ジョン・マルコビッチをエリュキュール・ポワロ役にドラマ化した。英国では去年12月(2018年)に放送され、日本で初公開。全3話の第1話だ。

   ポワロ役はデヴィッド・スーシェが有名だが、マルコビッチはもの静かで、哀愁を帯びている。「自分の能力をひけらかさないキャラクターで説得力がある」(ガーディアン紙)と評判はいい。

変質者のような女性ストッキングのセールスマン

   1933年のロンドン。一線を退いた年老いたポワロは、安アパートでうらぶれた暮らしをしていた。そこに奇妙な挑戦状が届く。「アンドーバー」という地名と「3月31日」と日付が書かれていた。差出人は「A.B.C.」。不吉なものを感じたポワロが4月1日にアンドーバーに出掛けると、イニシャルがA.Aのアリス・アッシャーという老婆が殺されていた。

   「B」で始まる町ではイニシャルB・Bの若いウエイトレスが殺され、いずれも現場には英国のすべての鉄道駅をアルファベット順に紹介した「ABC鉄道案内」が置かれていた。「C」で始まる町のイニシャルC・Cの貴族一家では、末期がんの妻と若い女性秘書の反目が続いていて、どうやら次の殺人はここで起こるようだ。

   第1話の冒頭から、ストッキングのセールスマンで「アレキサンダー・ボナパルト・カスト」という、いかにの変質者のような男が登場する。イニシャルはA.B.C.なのだが、彼が犯人ではひねりも仕掛けもない。ミステリー好きなら、真犯人でないことはとっくにわかっている。

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