2020年 10月 22日 (木)

菅義偉は蓄財の名人だ。菅夫妻は横浜駅近くの最高級タワマンに住むが、新婚生活は木造アパート2階8畳2間だった。現在、年間1億円を超える政治資金を集め、自民党屈指の集金力を誇る。金儲けのために政治家になったのかといたくなるほどだ

毎日酷使する現代人の目にビルベリー由来アントシアニン!

   9月17日の「首相動静」(朝日新聞)に、「レストラン『ORIGAMI』で選挙プランナーの三浦博史氏と食事」とある。18日の日経に「菅内閣支持率74%」とあった。歴代3位だという。現代は、11・1総選挙として、全国289選挙区の当落予想をやっている。菅義偉政権が歴史的勝利すると見ていて、自民党は43議席増の327議席になり、立憲民主党は29議席減の78議席になるという。無邪気すぎるのではないか。

   小泉純一郎が首相時代の秘書官、飯島勲は文春で「解散を思いとどまれ」と書いている。理由は、コロナ禍で世間は苦しんでいるのに選挙などとんでもない。「いくら支持率が高いといってもそんなの神風じゃないけど、あっという間に雲散霧消して手痛いしっぺ返しを食らいかねないよ」。国民はいつまでもバカじゃない。私もこの見方に賛成。

   国会が始まれば、官僚の書いたペーパーを読み上げ、自分の言葉もビジョンも持たない、安倍や麻生、二階らの傀儡だということを国民も知ることになり、支持率は急落すると思う。菅が何とかの一つ覚えのように繰り返す「自助・共助・公助」の評判が悪い。朝日新聞(9月18日付)の「声」欄。「公助が最後に位置付けられる点に、『努力しない者は助けないぞ』という響きを感じる」、この順序は見直すべきだとあった。納得。

   ポストは、菅政権は「重税国家」作りを始め、「中小零細企業がどんどん潰れて日本経済の転落が加速する」と見る。なぜなら、菅はこれまで財界や大企業ベッタリの政策をやり続け、これからも奴らのいいなりになるのは火を見るより明らかだからだ。

  • 菅義偉首相
    菅義偉首相
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菅が「省庁の縦割り打破」「デジタル庁の新設」と壊れたラジオみたいに繰り返すのは竹中平蔵の受け売りだからだ

   文春は、菅が「省庁の縦割り打破をやる」「デジタル庁を新設する」と、壊れたラジオみたいに繰り返すのは、あの悪名高い竹中平蔵の受け売りだからだと見ている。小泉政権で総務相を務めた竹中に仕えていたのが菅だった。竹中に「地頭が良い」といわれたらしい。大学教授に褒められたのがよほど嬉しかったのだろう。夜な夜な怪しげなパーティを催すことで名高い、パソナの迎賓館「仁風林」へも行ったことがあるそうだ。

   竹中は派遣法を改悪し、超格差社会を作り出したのに、人材派遣会社パソナの会長に就く。こんな人間を、安倍も重用し、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資産を株で運用するという「暴挙」を思いつき、竹中にいわれて運用に舵を切ったのが菅であった。

   スポニチの「永田町ウラ情報 政界噂のマル秘日誌」は、菅の規制改革を進めるという考えを、「随分と古臭い、カビくさいテーマを持ち出してきた」(自民党の閣僚経験者)とし、さらに「自助・共助・公助」は竹中の主張と同じで、自助は新自由主義の流れで、「『叩き上げ』『苦労人』を強調する菅首相だが、これまで主張してきた政策を見る限り、苦労人ならではの目線の低さは見えてこない」とバッサリ。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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